それは、日本連合政府が加治首相の元に正式に樹立された直後のことであった
隊長は、直ぐさま首相宛に手紙をしたためた、
自分たちが何者で何を考え何をしたいかを書いたモノである
隊長は、学者として国際会議に出ている様な人物である
文章(論文が主体であるが)を書くこと、物事を論理的に人に説明することに関してその能力が遺憾なく発揮された
手紙を出してから2週間程がたった頃である
首相の秘書官から宿舎に電話があった
曰く「首相のスケジュール上3日後の14時から1時間程であれば時間をお取りできますが」とのことであった
会合当日隊長は、身支度を整え何度か書き直した嘆願書という名の直訴状を胸に抱き宛われた宿舎の自室を出た
鉄道を乗り継ぎ、1時間前に首相公邸についた隊長は、電話をくれた秘書官に案内され通された部屋で待ち、ほぼ定刻どおりに会合が始まった
隊長は、国際会議でのいきさつや、南極行きの環境を整える作業に関わった多くの人の情熱、
戦後という時代の初期に多くの国民に夢を与え、実現に向けて一丸となった事を切々と語った
また、自分を含めた隊員達も、それぞれの家族達と連絡が取れなくなった事にではなく、
自分たちを送り出そうと努力した数多の人々と切り離されその期待に応える術を失った事に思い悩んだことを伝えた
首相はそれを黙って聞いていた
そして、
「あなたの熱意は判りました、それにあなた以外の方からもイロイロとお手紙を頂いてましてね」そう言った首相は紙束を隊長に手渡した
それは、100通を越える嘆願書であった
連名の物もあれば、個人からの物もあった
そこには、隊員達だけでなく一緒に転移してきた技術者や職人達の署名もあった
隊長の目は滲んだ
首相は言った
「この嘆願書の全てを読ましていただきました」
「実は、あなたの最初の嘆願書を読んだときから国としての方針は決まっていました」
「実際の所、海洋通商に頼って生きているこの国において海洋事情や、世界規模の気象に関しての観測は必須事項です」
「時期は未定ですが、体制が整い次第、南極観測に行っていただく事を正式にお願いします」
「では、ご許可下さると」
「はい」
「但し、調査内容や人員の方は少し変更をお願いする場合もありますので隊員の方々には宜しくお伝え下さい」
「なお、環境省・地球環境局・極地観測室を立ち上げましたので、以降の事務手続きなどは後日引き合わせる室長と協議して進めてください」
こうして首相との直接会談は成功裏に終わった
隊長はその報告を、真っ先に船を維持管理するために残った副隊長と一部の航海士及び、半舷上陸中の機関員達に伝えるため「そうや」に向かった
そこには、副隊長を中心に様々な作業をしている調査隊員達がいた
みな、隊長の直談判が成功することを全く疑っていなかった
そのため、すぐにでも出航できるよう各自が様々なツテを頼り準備を行っていたのである
隊長は、調査隊全員を集め、自分に寄せられていた信頼に対しての礼を言った後、首相との直接会談の結果を報告した
新しく調査隊を編成するにあたり、各員が調査隊から外れる可能性があることについては皆から不満の声があがったが、選ばれる可能性がゼロで無いことと、何よりも隊長が持ってきた南極に関する文献の中に異世界の自分が書いた論文やレポートそして晩年に書いたとされる回想録があったことも皆を落ち着かせる原因の一つとなった
この日以降、全員がこれらの文献を使い勉強会が始まった
現在、調査隊の観測要員候補の中で一番南極に関しての知識が少ない状態である
未来の自分が発見したことや、書いたことを書籍より学ぶという特殊な環境にとまどいながらも皆必死に知識を吸い込んでいった
数日後、隊長の元に政府発行の正式な調査依頼書が届いた
その内容は、時空変動に伴う天候等の変化を観測すること、
音信不通となっている南極昭和基地へ到達し南極調査団越冬隊の安否確認を行うこと、
また、情勢が不透明であることを配慮し、越冬観測に関しての許可については、判断保留とした
(但し、新世紀5月の時点での判断である)
調査基地の関しては
南極昭和基地が転移してきていない場合は、基地の建設を行い、
基地が転移してきている場合は、調査機器の入れ替えを行うことにより
少なくとも無人で継続的にデータ採取を行えるよう自動観測機器を設置することとなった
なお、南極到着後は、速やかに基地の改装等を行い、余った時間を有人調査期間とすること
有人調査期間においては、生態系にダメージを与えない範囲で出来るだけ多くの植生サンプルを回収すること
なるだけ広範囲で鉱産資源のサンプルを採取して帰ること
どんな些細な事でも異常を見つけた場合は、必ず記録に残すこと等であった
6月上旬、調査隊のもとに「そうや」のさらなる改修を指示した「そうや改修プロジェクト」の要旨と「南極調査船団航路プラン」が届いた
この改修プロジェクトの仕様書は、実質1週間ほどの間に作成されたわけであるが、
内容の方は、いかなるシミュレーションも凌駕する骨太なモノであった
なぜなら彼女と、南極調査隊にとっては、今回が初めての航海であったが
他の世界の人間にとって第1次南極調査隊が無事に往復し、昭和基地にて越冬観測を行ったことは、歴史的事実であったのだ
そのため、2回目以降の航海時に施された改修の内容や、「ふじ」、「しらせ」の航海で得られた経験が再検討され網羅された仕様書であった
この「そうや改修プロジェクト」の大まかな内容は、以下のようなモノである
主軸動力をディーゼルエンジンから直接(もちろん減速機はついていたが)得ていたところを、ディーゼルとガスタービンの2種の発電器を装備し電気モータ駆動軸へと変更、
高効率プロペラ(勿論ながら氷海の航行に耐えるモノ)への換装、
主軸の強度向上、(実際に「そうや」では毎回の航海後、偏芯した主軸の交換を行っていた)
新型の特殊鋼によるビルジキールの装備、(1回目の航海では激しく揺動した)
また、観測用及び輸送用航空機としてMAPジャイロを極寒冷地での使用に耐えられる様改造したモノを2機装備
それに伴い、船の全幅+αの幅を持つ発着デッキを設置した
なお、機体は緊急発進が可能なように露天係止とした(救難・脱出用としての運用を考慮)
次に物資に関しても、設置される基地が無人観測基地になることから
食料品倉庫としていた場所のうち、南極 − 観測支援基地(泊地)間の往復分X1.25分と約1.5ヶ月間(予定)の有人調査期間に消費する分以外を排除
更に高性能な造水機を装備したことにより2ヶ月以上の間に船内で使用する全ての清水を賄う事が可能になり、清水タンクを縮小した結果
極寒冷地用調質燃料を約1000kリットル(現行の観測基地での使用量X2.5年分程)が携行可能となった
なおこれらの燃料は、「そうや」の航行に使用される燃料とは別で管理されているが、ガスタービン用燃料としての転用は可能である事を付記しておく
この燃料油の携行量は以下のようにして算定された
観測基地内の発電量を100kVA(現行基地の1/3:観測規模の縮小及び機器の省電力化のため)とした場合、年間燃料消費量は、180リットル(現行の40%程度、発電器の高効率化と、その他エネルギの利用を行うため)
基地の燃料備蓄量は定量を2.5年分とし、若干の余裕を持たせ600リットルとした
なお、燃料の残りの400リットルは、現地で有人観測期間に作業用レイバーが消費する分と(70%)人間が消費する分(残)となる予定である
これらの「そうや改修プロジェクト」に沿った作業についてであるが、
これは、船と一緒に転移してきた技術者達と近くの港湾施設に転移してきた作業レイバーが連携してあたり、
突貫工事の結果、通常5ヶ月以上かかるような作業を約1ヶ月でやり遂げた
それは、万トンクラスのタンカーを半年以下の工期で造る技術者達にとっても非常に獲るモノが多かった
実際、この作業中に得た経験は、良い意味でマニュアル化され同時期に開始された軍用艦艇の近代化工事に適応され多いに役に立った
後日、新日本工業規格委員会より、安全管理上の留意点等を記載したパンフレットが全国の港湾施設に配布された
次に、新世紀元年6月に顕在化したゾーンダイク軍に対する「そうや」自体に設置される安全設備に関して、まず避難用飛行船の事を記す
これは、現状の艦船にて使用されているケーシング入りのゴムボートを発展させた物で、
非常時に自動展開し、まず船室となるゴムボート型となり、ここに避難者が乗り込む
次に船室内から操作を行い、装備されたバルーン(直径:約10m)4個を展開させることでヘリウム式の飛行船へと変化、約2tの浮力を得る構造となっている
避難者はこの飛行船でもって離船し、海上に漂うことによってゾーンダイク軍の捕虜(餌食)となることを防ぐ物とした
素材は、強度上の問題と軽量化、弾片防護性を考慮しケプラー繊維複合材を使用した
また、飛行船には小型のジェットエンジン(ターボファン形式)と小型の船外機がパックされており前者は、空中で、後者は、着水後の自航能力を確保するモノとした
なお、ジェットエンジンは、高空での低温に対してゴムボート(屋根付き)の室温を確保するヒータの役割も有している
この飛行船は、10人乗り相当とされ予備を含め片舷12個、計24個が船体各所装備された
ちなみに、この飛行船、展開時に結構な面積を必要とするので
甲板上の貨物や、増設された船室の隔壁(勿論ながら水線よりかなり上方)を爆砕し展開場所を確保した後に膨らみ始める様に緊急脱出シーケンスが組まれている
更に、この飛行船は、MAPジャイロによる空中収容が可能な構造となっておりTSL救難船とともに今回の調査隊の安全面の要となっている
ちなみに、この救難船は、後述の航路のうち、最終寄港地の仮設観測支援基地まで「そうや」に随伴し、緊急事態に備えるモノとされた
また、計画では緊急脱出ロケット(後述)の回収もMAPジャイロとTSL救難船が担当することになっている
今回確立された気球式ボートとMAPジャイロ+TSL救難船による救助方法は、ゾーンダイクの危機が去るまでの間、標準的な海上救難手段として多用され、定着する事となる
また、海洋上の平和が得られてからも、気球を使わなくなっただけでボート+MAPジャイロ+TSL救難船の救難部隊が活躍中である(新世紀5年以降)
また、主に上陸後、基地設営中の調査隊が使用するモノとして
ロケット式の脱出カプセルが”技研第七研究室”と民間企業の協力により開発された
これは、内径0.7mX内寸2mの空間を有する直径0.9mX全長6mの円柱状カプセルで積載荷重:200kgで航続距離:1500km、巡航速度:M0.7の能力を持つモノである
なお、これほどの能力を持つモノが短期間に、大量に製造できたのは、巡航ミサイルのライセンス生産を行い駐留米軍に供給していた世界の部品倉庫が(半完成品が山積み)技研によって管理されていた為である
実際に技研が関わった部分は、ロケットモータ、ターボファンエンジンを使った機関部の調整と射出システムで、実際に稼働実験等も行った
全体の構成としては、巡航ミサイルの弾頭部を民間の自動車会社が設計した座席に換装しただけの代物で、初期の試作機は、射出時に軽く5G以上の負荷が搭乗者にかかる欠陥品であったが、最終的に、ガス圧によるコールドランチ方式を採用し、民間人の搭乗に耐えうるモノとなった
また、巡航時には翼の展開によって安定飛行を行う方式をとった
これは、射出体の回転によって軌道の安定を得ることが出来ないことに起因している
実際の飛翔方式に関しては、使用者が搭乗し内部よりの操作でカプセル自体の脱出プログラムが起動
ハッチが完全に閉鎖された後、内部で搭乗者の固定(拘束と云う)が行われ完了後
発射筒から高圧ガスを使用するコールドランチ式にて射出(発射筒の破損を防ぐため)
続いてロケットモータに点火、高度を稼ぎ
上空で安定翼を展開、内装されたターボファンエンジンにて巡航状態へ移行する
なお、巡航中は、ナデシコの協力により配置した観測支援衛星(マダガスカル上空に配置)を利用し飛行状態を制御、回収艦隊(後述)の泊地方面へ飛翔、
最大限飛んだ所で近辺を走査、既に着水している僚機をよけつつパラシュート展開して着水
と云った内容となる
また射出装置としては、40ftコンテナを改造し、3段に重ねて中を繋げ
発射筒を2X8個設置+両端に2区画の制御区画等を設けた構成としたモノとし ”そうや”には4基(計64人分)を用意した
ちなみに制御区画は実際上1区画で、残り3区画のうち2区画は、コールドランチによる初速を得るための高圧ガスボンベ2系統(基本は片列1系統、故障時には1系統だけでも使用可能)で、最後の1区画は、予備ポッドとなっている
この予備ポッドには、初期状態で人間の搭乗するスペースにチャフ及び、スモークの効果を発揮する素材が容器に入った状態で納められており
本当に予備ポッドを使用するときは、それらを引きずり出してから乗り込むことになる
非常時には、(この場合、強力な対空火砲を有する敵性体が居る場合を指す)先にこのポッドを射出、敵性体上空にて自爆させ
目隠し、鼻つまみを行ってから他のポッドを射出と云う脱出方式となる
(ちなみに脱出ポッドの誘導及び航法に関する基礎技術は、自衛隊の対艦誘導弾のモノを使用していたので、本来の機能を取り戻したと云うことになる)
なお、今回の研究開発で得られたコンテナを改装しVSLユニットとする方法は、以降の艦艇近代化において仮設VSL(艦体内に組み込めない艦用)技術の基礎として多いに貢献したことを付記しておく
実際、TSLコンテナ船型に装備させると約250発分の火力をもつ強力な高速戦闘艦艇になる(と云う計画もある)
また、「そうや」に装備されるモノでは無いがTSL救難船に関しても少し内容を補足しておく
この船は、海援隊が海運事業に利用している空気圧式複合支持船型<TSL−A>のうち、病院船型の船体(他には、旅客・貨物型、コンテナ型、カーフェリー型等有り)を大幅に改装
船橋甲板(船の最上部の甲板)をMAPジャイロの発着スペースとし完全にフラット化、着機スペース(4箇所)は、そのまま1層下の甲板にエレベータ降下し、MAPジャイロを収容する
(この層は、MAPジャイロの格納、整備スペースでもある)
なお、被救護者は、ここで初めてMAPジャイロの収容スペースから降り各自で移動の出来る者はさらに2層下の船室へ、そうで無い者は、1層下の医務室へ移送される
ちなみに、医務室と表現されているがその規模はまさしく病院のモノである
勿論ながら、患者の危険度に応じICUや処置室への移送が優先的に行われる
(ICU:TSL−A型は、揺れに強いという特性を利用し航走中でも簡単な処置を施すことが可能である)
また、病室は100床あり、船室の方も250名の収容能力を持ってる
(もちろん寝台付きなので、簡易病室としても使用できる)
次に人員を見てみると医師、看護婦、及びMH-12,13のナースタイプを配置し、優に100床以上の患者に対応できる能力を保有している
乗組員については、機関の自動化及び機関要員のアンドロイド化(艦隊型MH-13タイプ等を採用)の影響もあり、人間は医師団を含めて100名程度である
逆にアンドロイドは150体を越えて配置されている
(この手の船に置いてアンドロイド達は、航行中に生鮮食料や飲料としての清水を必要としないため非常に有用である事が予測され、実際に証明された)
実際に貨物収納スペースを大型の冷蔵庫と油槽に改装したため通常の旅客・貨物タイプに比して2倍近くの航続距離を有するようになったが、この構成では、採算ラインを割ってしまうので通常の商用船としての運用は、かなり困難を伴うことが予想される
なお、MAPジャイロのTSL救難船に対する離着船に関しては、TSLの高速航行中でも殆ど揺れない特性が幸いし、かなり簡単であったが、荒天化で、高速蛇行を行っている状態での着船を考え、自動着船システムが組み込まれている
概要は、短距離間でのレーザ通信を使いアプローチしてきたMAPジャイロに対して船の状態、特に変進方向、海面のうねりに対する補正値等を送信
MAPジャイロ側の航法制御システムに直接制御値を渡す事により上記条件下で、誤差300mm以下の精度での着船が可能である
もちろん手動での操作も可能であるが、同条件下でソコまでの降下精度を保った着船は考えない方が無難である
次に「南極調査船団航路プラン」に関してであるが、その基本的な内容は以下のようになっている
日本出航後、シドニー又は、メルボルンに寄港第1回目の補給を行い
護衛として随伴する護衛艦隊を第3期(予定)オセアニア調査艦隊から第3期(予定)インド洋調査艦隊へ引継を行う
マダガスカル島付近に点在する無人島群の1つを泊地として選定
仮設観測支援基地を設置し、最終補給を行い南極へ
また、復路も同じルートをとるものとする
なお、仮設観測支援基地の”仮設”とわざわざ書き足してある事に関しては、無人島とはいえ領有権の問題が発生する可能性があるからで、今回の調査支援基地を既成事実として、その地域の領有権を恒久的に主張するモノではないことを国内外に示す為の措置である
実際に設置される場所に関しては、先発するインド洋調査艦隊(ゾーンダイク軍の本拠地に近づくため強行偵察の趣が強い)がコチラの世界に持ち主(領有権保持国)の転移してきていない島を調査し
適当な場所(波の静かな湾が有る等)を見つける事によって賄う事とされた
これは、派遣されたインド洋調査艦隊の中でも高速な艦艇を中心に南インド洋調査分遣隊を編成
モルジブ、モーリシャスを経由し南インド洋のほぼ真ん中にあるアムステルダム島(E:75・S:42)へ艦隊を派遣、ココを仮泊地として以降はMAPジャイロを運用し高南緯度地域の各群島を調査し、
地勢的な状況を鑑み、南極調査船団の泊地は、旧フランス領のクロゼット島E:50・S:45とする事が決定された
これらの情報は、「そうやレポート」として、観測機器の試作品や、各学術機関からの調査依頼と一緒に、再編成及び訓練を行っている調査隊のもとへ逐一もたらされた
また、それぞれの学術機関や企業、役所からの参加希望者も続々と研修施設に集まってきている
南極調査隊員(現在は、候補の身分である)は、最先端の科学技術や、理論に触れられることに感動していた、その反面、基礎理論が判らなくて皆が困惑した技術や機器もあった
その技術や機器とは、・・・
<次話 奇跡の船が運んだモノ・「そうや」物語・後編(人の章)に続く>
<アイングラッドの感想>
Ver.7さん続きを首を長くしてお待ちしていました。
とは云え、急いで貰っても良いものが出来るわけでは無いですし、のんびりマイペースで行きましょう。
Ver.7さんには色々とアイデアを出して貰っていて大変に有りがたいです。
お陰で私が本編にて色々と無茶をしているにも関わらず、皆さんに周りを固めて貰いスーパーSF大戦と云う世界観に説得力が出ているのですから。
そう云った事情を抜きにしても投稿作品は大変に嬉しいです。
ありがとうございました。