スーパーSF大戦 外伝
インターミッション
ERET出動(前編)
薄暗いオフィス内。一分刈りの頭、口髭を蓄えた顔にフェイスガードを着け、暗闇に溶け込むような迷彩のボディアーマーを着た巨漢が、入り口から数歩脇に寄った位置で室内を見渡している。成人男性の平均より頭一つ飛び出た体格にもかかわらず、その存在感を物の見事に消していた。ドアの陰からその男の仲間が部屋に進入した。が、突然の拳銃発砲音と共にその仲間の胸に赤いものが飛び散った。
その巨漢、緊急特殊部隊ERET副長の持丸 修は仲間が殺られたのには目もくれず、その瞬間に見えた敵の影に向かって発砲した。こちらは平均より小柄な体格であったが狙いは外れず、敵にも赤い花が咲いた。
「副長、こちら04、殺られました。後退します」
さっき殺られた隊員から連絡が入った。
「ヘルガ、ごめん、やられちまった」
ついさっき仕留めた敵が言う報告も聞こえた。敵味方の損害を計算すると、互いに指揮官1名ずつしか残っていない事になる。
(今度こそ勝ち越してやる)
持丸はそう思いながら、唯一残った敵の居場所を突き止めようと神経を研ぎ澄ませた。
こつん、と聞こえるか聞こえない程度の物音がした。
「その手は食うか!」
音は罠と直感した持丸は、視野ギリギリで補足した人影に狙いを定めた。同時に自分も狙われていることを感じながら、あと1g引き金に力を込めようとした瞬間、急に照明が点きオフィスの立体映像が消滅した。
繰り返される放送が流れるここは、陸上自衛隊富士教導団特殊戦教導隊が管理する市街戦訓練施設の中である。隣のSCEBAIの協力で最近導入した立体映像装置が、疑似体験ではあるがありとあらゆる戦闘状況を提供している。
ディビジョンMとERET、この二つの部隊はボディアーマーとフェイスガードを身に付けて、ウッドチップ、木製の弾頭とはいえ実弾を使って撃ちあう実戦訓練を行っていたのである。
「命拾いしたね、モチマル。中止にならなかったらこっちが先に撃っていたよ」
黒いストレートヘアと鋭い目つきの白人の美女が勝ち誇って言い放った。
「おいおい、何言っている。こっちが先に狙いをつけていたのに気付かなかったのか」
今回の演習で指揮官を務めたディビジョンMの副官ヘルガ・ミッターマイヤーとERET副官の持丸 修は、フェイスガードを取る間も惜しんで口論を始めた。
「これで ディビジョンM V.S. ERET の模擬戦は5戦2勝2敗1中止って事で決着つかなかったね」
最後に撃たれた、これまた小柄ながらグラマーでそばかすがチャーミングな美女のアイリーンが、隣に来たディビジョンMやERETの隊員達に言った。特に誰宛にと言うわけではなかったが。
ちなみに今回はディビジョンMがテロリスト、ERET側が突入部隊になって制圧訓練をしていた。過去の戦績はアイリーンが言ったように互角である。初めて対戦した時も今回同様にディビジョンMが扮するテロリストをERETが制圧する設定であった。
「日本の特殊部隊なんて初めてね。でも1分で返り討ちにしてやるわ」
対テロ特殊部隊C.A.T.でもトップクラスのチームである彼女たちは日本の特殊部隊を甘く見てこう言っていたが、逆に彼女たちはあっという間に制圧、全員射殺の判定にされてしまうという、C.A.T.内の訓練ミッションでも過去にほとんど経験が無い事態になってしまった。それ以来、彼ら彼女らは機会があると攻守を変えたり、シチュエーションを変えながら対抗訓練を繰り返し、勝敗を重ねているのであった。
ここ、陸上自衛隊東富士演習場は時空融合後の陸上防衛力を研究訓練する戦略施設として使用されている。隣にSCEBAIが在る事もあって、技術支援も得やすいからである。
現在ここで目立つ研究をしているのは、特殊機動兵器本部からやって来たグレートマジンガー性能調査班と0式メーザー高射砲の運用教育訓練隊である。グレートマジンガーは最近設立が決まった特殊機動自衛隊の主力装備の第一候補になってはいるが、メインパイロット以外のパイロットが操縦した時、地面に突っ込んだりパイロット達を病院送りにしたりしたことで有名になりつつあった。全国の陸自・空自の防空部隊へ配備され始めた0式メーザー高射砲の場合は、単にパラボラ式の発信装置が遠目でも目立っているだけではあったが。
そして、この非常に目立つ2つの研究訓練集団に隠れているが、連合政府の指揮下に入る特殊任務部隊も集まりつつあった。
この世界に出現した敵性集団の攻撃パターンは、特異な能力や被害結果の大きさに違いはあれどテロリストとそう変わりない。もしかするとその特殊な能力や装備におぼれて、素人同然の行動しか出来ていない例も多い。それでも危機管理政策担当大臣、後の危機管理担当主席補佐官の土門 敬一郎は、今は素人同然の敵性集団が経験豊富なテロリスト、もしくは食うに困った外国の軍隊経験者と結びついた時の悪影響を考慮して、通常兵力の充実と共に特殊作戦部隊の編成も必要不可欠であると加治首相に進言した。それが受け入れられて日本全国から特殊任務経験者が集められているのである。
ただし自衛隊のテロ対応特殊部隊は、その出現が元々そう多くない上に指揮系統が防衛庁内に在った為に、加治総理と共に出現した防衛庁と入れ替わるように消滅していた。さすがの加治首相も特殊任務部隊の実戦配備はこれからと言った段階であったからである。
それでも幸運なことに、出現した数少ない防衛庁自衛隊系の特殊部隊の中で更に唯一出現した指揮官が防衛庁特殊偵察救難隊で本部長補佐官を務め、と言うより特殊偵察救難隊を創設した本人である高崎 一佐である。彼が東富士演習場に訓練中の部隊や訓練施設と共に出現したので、彼を中心に自衛隊の特殊任務部隊を指揮系統ごと再編成することになった。
集められた特殊部隊隊員や経験者の多くは、敵と判断された特異な装備や能力を持つ集団とは異なり、普通の人間が普通の対人戦闘装備で編成した特殊部隊経験者であった。もっとも自衛隊や警察等の国内の特殊部隊出身者だけでなく、SASとかGSG9、スペツナヅとか言った世界の有名どころの出身者も多い。彼らは今は無くなった各国駐日大使館の武官であったり、知る人ぞ知る世界で唯一認められているニンジャマスターの元への武術研修の為に来日していて、時空融合に巻き込まれた者たちである。彼らの経験を無駄にすることを惜しんだ土門 敬一郎が土方防衛庁長官や柳田統幕議長と相談して集めることにしたのである。
こうして集まってきた特殊部隊の中に民間の対テロ組織 C.A.T. に所属するディビジョンMと、土門 敬一郎と共にこの世界に出現した新命 龍明が率いる旧「ERET」も在った。
ディビジョンMの今の身分は未だに民間企業 C.A.T.に勤める戦闘服を着たOLである。米国の本社が消滅したため C.A.T.本社に昇進した元・C.A.T.日本支部が首相府危機管理対策本部の要人警護部と契約した事により、それまでの日米安保に基づく法的地位や使用する重火器類も含む装備にも変化無く、VIPの対テロ警備にあたっている。今日はローテーションに入っている訓練の為に東富士演習場に赴いて、5戦目になるERETとの模擬戦闘をしていたのである。
旧「ERET」は元々の世界では国内外に秘密裏に設立したため、海上保安庁に属する”警察官”とされていた。しかし自衛隊の特殊部隊を再編するにあたって、彼らの経験と技量が特殊部隊の中核となるべき重要な部隊であると特偵隊の高崎司令が自ら判断したため、正式に特殊救難偵察隊の実行部隊に編入されたのである。緊急特殊部隊、新『ERET』の誕生である。組織の上では統合幕僚本部に改めて設立された特殊偵察救難隊本部に属し、平時には富士教導団特殊戦教導隊で訓練を続ける彼らは、一旦有事が発生すると、首相府危機管理対策本部からの出動命令を受けて作戦を実行する事になった。
一戦終えた彼らが食堂を兼ねているブリーフィングルームに入ったとき、TVには怪獣の映像が流れていた。
「あれ〜?みんなして映画でも見てんの?」
「あいや〜リンちゃん、それ違うアルよ」
ディビジョンMの爆弾的中国娘 鈴 龍姫が発した疑問に、注文を訊きに来た今日はコックの張々湖が応えた。
「あれは新ヤイヅシティからのライブ中継アルね。つまり本物の大怪獣が出て暴れているアルよ」
「「「「!、張大人。この待機命令ってもしかしてこれのせい?」」」」
以前の事件で顔なじみになっているディビジョンMの美女たちが一斉に張々湖へ詰め寄った。
「そ、その通りアルよ」
美女に迫られてうれしく思う006であった。
「もしかしてうちらの隊長が居ないのもそのせいか?」
「そうアル。新命大人だけでなくローズバンク大人も一緒に高崎司令のとこに居るアルよ」
ごっつい男、持丸に迫られて悲しくなった006であった。
そしてまた、ERETやディビジョンMの様な特殊部隊の他にも強化服を装備した秘密戦隊やサイボーグ、超能力部隊と言った文字通り『特殊』な部隊、集団も存在が確認されていた。危機管理対策本部はそれらも任務に相応しい政府当局の指揮下に編入するか、もしくは C.A.T. の様に特殊民間団体として登録する方針を進めていた。
例えば時空融合最初期に土門危機管理担当大臣や加治隆介と接触した帝國華撃團は、特異な敵に特化している上にその敵も出現していたため自衛隊にそのまま編入することが難しいと判断された。そこで連合政府の安全保障体制において政府直属の実働部隊の一翼を担うことになり、大日本帝國陸軍対降魔迎撃部隊帝國華撃團から危機管理対策本部直属秘密実行部隊帝國華撃団として再出発することになった。もっとも監督官庁が帝国陸軍から首相府に替わっただけで、任務に大きな変化はない。
また特殊民間団体として登録された『特殊』な集団の例としては、危機管理対策本部に民間ボランティア団体として登録されたサイボーグ009達がいた。彼らは最近、とある事件に巻き込まれてその能力が当局の知る所と成り、事件の決着後に土門自らが交渉してきた結果、本人たちは本音では嫌がっていたが、C.A.T. と同様の特殊民間団体として登録することになった。
009達は近々行われる予定の特殊市街戦演習、特殊能力を持つ者達が行う犯罪への対処方法を検討する目的も兼ねている、に参加してもらうために彼らも東富士演習場に滞在していた。もっとも全員が集まるのはまだ先で、今日来ているのは009と003、006だけではあったが。
ブリーフィングルームに集まった隊員たちはゴモラを見て思い思いの事をしゃべっている。張々湖も彼らの前に注文のラーメンを配り始めた。中には今日のディビジョンM V.S. ERETの勝敗を賭けていた不届き者たちが胴元に掛け金の返却を求めて争っているうちに、ディビジョンMとERETの両者にお金を巻き上げられている処も見受けられた。ERETはともかくディビジョンMの美女の誰があくどい事をしたのかは命が欲しいので書かないでおく。
そしてTV画面に新しい情報が流れ始めた。20mクラスの敵性ロボット兵器、直ぐ後に機械獣と呼ばれていることを彼らは知る、が上陸したのである。そして15分後。
「ア テンション!」
女性の声で命令が発せられ、室内の戦士たちはそれまでの雑談を止めTVの方、正確にはその横のホワイトボードに向かい姿勢を正した。
入り口で命令を発したのは真理子・ローズバンク、ディビジョンMの小隊長である。彼女に続いて男性三名女性一名がブリーフィングルームに入室してきた。特殊偵察救難隊司令の高崎一佐を先頭に入室した男性のうち一人はERET指揮官を務める新命 龍明であるが、残りの男女二名は特偵隊の隊員ではなかった。
「諸君、我々に出動命令が下った。作戦地区は、新ヤイヅシティだ」
その場にいる全員が着席したのを確認して説明を開始した高崎司令だが、その第一声に隊員たちは反発する。
「いくら特殊部隊だって言っても、あんな怪獣の相手は出来ませんぜ」
持丸がその場を代表して、こう発言した。
「そうそう、Gフォースじゃないんだから怪獣の前で匍匐前進するような訓練はしていないよ」
日本政府の対怪獣組織Gフォースが出動した時、匍匐前進でゴジラに接近した、と言う噂はこの場いる者は一度は聞いていたので、ディビジョンMの突入班長アイリーンのジョークに高崎司令を始め室内の人間全てが笑ってしまった。
「安心したまえ、我々が相手をするのはこっちだ」
TVモニターには金髪の美女が映し出された。
「この写真は新ヤイヅシティの監視カメラが捉えた物だが、ここに写っているのは人間ではない。今回ヤイヅシティで暴れている敵性ロボットはDr.ヘルの機械獣と呼ばれてるものであるが、この金髪美女もDr.ヘルが放った機械獣の一つで殺人アンドロイド、ガミアQ3と言う。我々の第一の任務はこれの排除にある。同時に侵入したと予想される敵集団、鉄仮面軍団を探索し、発見した敵が少数ならばこれも排除する。多数ならば監視下に置いて後続の第一空挺団および第34普通科連隊の突入を支援する事になる。では剣君、敵の説明をお願いする」
高崎司令は一緒に入室してきた男を紹介した。
「特殊機動自衛隊の剣です。よろしくお願いします」
男はグレートマジンガーのパイロット、剣 鉄也であった。自己紹介もそこそこに集まった者たちに今回の敵、Dr.ヘルとアシュラ男爵の鉄仮面軍団の説明を始めた。
ゴモラが出現した情報が流れた時、高崎一佐を始めとする指揮官たちは富士教導団司令部に集まった。その中にグレートマジンガー性能調査班から剣 鉄也も来ていた。この時期の剣 鉄也は自衛官としては佐官待遇で特自の主力兵器を検討する委員会の一人であったために、ゴモラ出現に特自所属になったばかりのエヴァンゲリオンを出動させた決定には関与していなかった。しかし機械獣軍団が出現した時、暫定的に特自幕僚長を兼務している柳田統幕議長と直ぐに連絡を取って今回の敵の正体と対応策を報告したのであった。そして柳田を通して事件に対応していた危機管理対策本部に情報が伝わっていったのである。
「・・・はい、柳田議長。グレートは昨日の事故で今オーバーホール中であるために出動できませんが、あの程度の機械獣であるなら甲児君のマジンガーZで十分対処できますし、甲児君のことだから今も飛び出そうとしているでしょう。しかし運輸省あたりが書類不備を理由に動かす許可を出さないかもしれませんので、加治首相の政治決定で出動できるようにお願いしていただけないでしょうか」
『うむ、了解した。その件はこちらで何とかしよう。ところで危対本からのデータなんだがヤイヅシティでこの不審人物が撮影された。心当たりはあるかね?』
危機管理対策本部と教導団司令部間のデータリンクを通じて、上の写真が転送されてきた。これを見た剣 鉄也は直ぐに人間と同じ大きさの機械獣、殺人アンドロイドのガミアQ3であると答えた。
『そうか、陸自からも普通科連隊を現場に派遣しようと考えているが普通科では対抗できんかね?』
「はい、自衛隊の装備では鉄仮面兵士には対抗できても、ガミアQ3相手では死体を増やすだけです。科学要塞研究所には対抗できる武器が用意されていますが、数が限られていますので普通科の一小隊に一丁づつ配布するより、特殊部隊に使わせる方が効率的です」
数少ない有効的な武器を普通科小隊に広く薄く分散して配布しても効果無く、火力の集中の原則に沿って特殊部隊に有効火器を与えて対アンドロイド戦任務を行わせる方が効果的であると進言しているのである。
こうして剣 鉄也からの情報を元に危機管理対策本部では、科学要塞研究所から対機械獣用携帯兵器を支給させてERETを出動させる決定を下した。
また、機械獣軍団に対峙している現地防衛隊の戦車部隊には後退戦術で、更に出動が予定されている地球帝國宇宙軍付属沖縄女子高等学校のマシーン兵器には機械獣のスペックを伝えて、本命のマジンガーZが参戦するまで時間を稼がせる事になった。
なおマジンガーZの件については申請窓口がマジンガーと同じ世界出身であったため、脅威を理解していた現場が上からの命令が来る前に手続きを終わらせていた。
機械獣軍団、ガミアQ3と続けてスペックを説明した後、剣 鉄也は台詞と共に新しい写真を映し出した。
「最後に敵兵士だが、やつらは脳改造されている」
鉄仮面兵士の全身写真と鉄仮面兵士の鉄兜を取った写真、眼窩から上の頭蓋骨が外され機械が付けられた脳髄が剥き出しになっている写真である。全身写真が映し出された時は、その時代がかったコスチュームに笑い声を出していた戦士たちも、この写真でDr.ヘルの残酷性を一目で理解した。
「Dr.ヘルはこれにより己の意のままに動く兵士を量産している。鉄仮面兵士は犠牲者だが、こいつらと戦う場合はそれを忘れろ。やつらは一度死んだ人間達だ。普通の敵と違い自分の身を火線に曝しても我々を殺そうとしてくる。慈悲だと思い、確実に仕留めろ」
「そんな剣さん、彼らを助けることは出来ないんですか?」
剣の残酷な説明に隊員たちの中から一人の女性が声をあげた。
「君は?」
剣 鉄也の指摘に声を上げた女性、栗毛の白人女性が立ち上がって質問した。赤いマフラーをつけた特殊部隊とは思えない色彩の服を身にまとっていたが、彼女の表情にはその場にいる歴戦の戦士達に負けない物があった。
「すみません。私はアルヌール、フランソワーズ=アルヌールと言います。あの、改造された彼らが助かる可能性は全く無いのでしょうか」
「ああ、残念でしょうが彼らはあの改造を受ける前に脳に重大な損傷を受けています。鉄仮面兵士は新しく兵士にする相手の頭を剣で叩き割って殺した上で、改造しているようです。つまり彼らは死者です。死んだ者を生き返らすことは出来ませんよ」
美人にはやさしく答えた剣鉄也であるが、それを見ていた最後に入室した炎ジュンの目つきが少し厳しくなったようだ。
ともかくこうして剣 鉄也の説明は終わった。それと同時に科学要塞研究所からの対機械獣用携帯兵器が届いた。そして高崎司令の出動命令がERETに下った。
「ERET、出動せよ!」
「お先に失礼」
「へん、やられてベソかくんじゃね〜ぞ」
ERETとディビジョンMの隊員たちの間でエールが交わされた。ディビジョンMは第2陣、バックアップとして出動することになった。そして剣鉄也と009、003、006もERETと同行することになった。もっとも009達はほっといてもついて行ったであろう。サイボーグである彼らは科学を悪用するDr.ヘルに怒りを感じていた。
そして科学要塞研究所から装備を受け取ったERETは、戦場へ出動していった。
直ぐ近くで巨獣が争う過酷な戦場で、男たちの戦いが始まる。
続く・・・かなぁ?
後書き Ver.1.0
外伝がまとまらんので、こんなものを仕上げてみました。
続きはアクションを考えなきゃいかんな。(^_^;)
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