ゴールドアームです。
いやー長くなりました。話があちこちに飛んだもので。ほんとはDくらいまでの予定だったのに。
今回の話で、ちょっと日本のオカルティズムは進歩しました。
でも基本的にまだ秘密です。内容が内容ですし。
でもいずれはエマーンの科学力に対抗する貴重な武器になるでしょう。
霊力武器がいつ出てくるかはお任せ。使いたいときにどうぞ。ただあんまり早いと本編に影響が出かねないのでお気をつけて。
ちなみに今回の霊力理論、電力−霊力変換が進歩し、また、パソコンに対霊的公害対策が取られるようになると、情報をプログラム……電力に、その電力を霊力に転換、さらにそれを物質に転換するという技術が成り立ちます。
そう、「AIとま」を実現できるのです。新世紀20年くらいには(笑)。
……いいんだろうか。あんな超兵器的AI。
霊子水晶をはじめとする霊力物質の特性は、特異な結晶構造が原因です。ですからこの手の物質はまだ考えられます。ただ霊子水晶以外は、かなり偶発性の高いものがほとんどです。その意味でも霊子水晶は貴重品です。相剋界が解ければ、月の地面から精製可能になりますが。GSの世界で月に濃密な魔力があるのはこのせいとか(^^)。
サクラ大戦系の魔物を出したいかたへ。彼らの隠れ家とかの極秘設定あります。書きたい人、知りたい人はメールを。あくまでも作品に使う人のみね。先に見たら楽しみが減ります。
みょんみょんみょん……
おや、場の雰囲気が……まさかこれは、最近ブームのキャラコメ空間!
そんな、僕は少なくとも女の子キャラを虐待した覚えは!
「そうかしら?」
「全く、覚えが悪いんだから」
あ、すみれさんにペイオース……
「我々がよく似ているのはよしとしましょう」
「事実ですしね。キャラを書いているのが同じ漫画家さんですから、多少は仕方ないことですし」
「美しいという事実は曲げていませんしね。しかし……」
「しかし?」
「なぜカポエラネタを使いました? あけは禁断のネタとして封印されているはず」
「私の方は、私自身はまあ自業自得としましょう。けどそのために螢一様をタオル一枚でほかの女子の前にさらすとは何事ですか」
あ、あれは作中にも書いたとおり、この先女神様ネタ書くときに螢一の強制力はちょっと危険すぎるから再調整ということでごまかせるように……
「嘘ですね」
びくっ!
「書いているその場で文章や展開を思いつくと評判のあなたに、そこまでの思慮があったとは思えません」
ぎくぎくっ!
「おおかた私とすみれさんをいかに衝撃的に出会わせるかを考えているときに思いついたに決まっています」
ぎくぎくぎくっ!!
「どうやら有罪判決が出たようですわね。神崎風塵流……」
「『華麗なる薔薇』(ゴージャス・ローズ)!」
うわわわわっ……あれ?
「二人ともやめてください」
「そやそや」
「ペイオースさんも大人げない……」
「さくら……紅蘭……」
「ヴェルダンディー……」
た、たすかった……
「最近作者いじめが流行っているそうですけど、この作者はマゾだという噂があるから、いじめても意味がないですよ」
そ、そりゃないでしょ、さくらくん……
「その割にはお気にのキャラはいじめまくるサドやとも言われとるなぁ」
こ、紅蘭まで……
「仕事してないとネタが浮かばない不真面目作者でも、我々の生みの親なんですよ」
一応生みの親は別の方なんですが……
「どちらにしても『かばう』のはその辺にしてください。少尉じゃあるまいし」
「そうです、作者が正統カップリング派なのはお見通しです」
い……いけないか?
「つまりさくらはこの先少尉とくっつけてもらえそうだから……」
(^^;)
「紅蘭はおいしい目を見せてもらえそうだから……」
(^^;)
「技術ネタ好きですからね、この作者。新型の光武のネタをアイングラッドさんに振ったとか」
「そしてヴェルダンディさんは……何言っても無駄ですか」
(^_^)
「そういう娘よ、この人は」
「とにかく、作者さんには手を出させません!(大神さんとの件、分かってるでしょうね)」
一応そのつもりですが……道は険しいですよ。まあアイリス達よりはましか。
「「「「……どういうことですの?」」」」
いや、今回の件で知り合った横島君を、アイリスが気に入ってしまうというネタをいずれ……
「作者は、正統カップリング派でしたわね」
「そういうことはつまり」
「アイリスを当て馬にして」
「美神&横島をラブラブにする気やな」
し、しまった……
「アイリスちゃんを犠牲に……ゴールドアームさん、そういうことはよくないとおもいます」
ヴェルダンディ、何かまほろさん入ってるような……
「『清らかなる鈴の音』(ホーリーベル)!!」
わああぁぁぁっっ……
「飛んで行ってしまいましたわ」
「怒らせると一番怖いのよね、ヴェルダンディ」
「ところで作者はーん! 今一番のお気に入りは誰やーっ!」
か、加治首相……
「「「「「ホモかおまいわ〜〜〜〜〜〜」」」」」
<アイングラッドの感想>
ゴールドアームさん、超大作をどうもありがとうございました。
思えばこの1ヶ月間、休転だ3日間連勤だと妙に忙しくここでまとめての感想となる事をお許し下さい。
下手な感想を着けられるような代物ではなかったので。
しかし、巧い。
話の運びと云い、キャラクター同士の会話と云い、絶妙なバランスで構築されています。
アイデアの方も流石といった感じです。
しかし、スーパーSF大戦も純工業的な話から神秘学までと、これだけ話の幅が広がるとそろそろ制御不能になりそうなものですが、まだキャパシティーに余裕がありそうな感じですね。
そこで、今まで書かれてきたものを再検討すると一番バランスが悪いのが私が書いた初期の話だと云うのがちょっと悔しいですね。
まだ話が固まってなかった頃の物ですから・・・。
後、この話を読んでいて嬉し悲しい思いをするであろう人物の事が気になりました。
その人物は帝國華撃團副司令の藤枝楓さんです。
だって、まさかあやめさんが復活なさるとは思いも寄らなかった筈ですし。
しかも良く似た姉妹であるにも関わらず姉であるあやめは語学堪能にて霊力豊富、帝國陸軍のスーパーガール。しかも天使ミカエルであり高級降魔殺女であると云うおまけ付きとは。
ねぇ楓さん。
「・・・そ、そんな事無いわよ。私の大切な姉さんが戻ってきてくれたなんて嬉しい限りだわ。何て云ってもたった一人の姉なんですもの。嬉しいに決まっているでしょ」
それもそうですね。
感動の再会を堪能してくださいね。
「はいはい。あなたに言われるまでも無い事よ。それじゃね」
話は変わってこの話の中でも色々な人物が出てきましたが、特に横島両親の事と美神父親の消息についてピーンと来てしまいましたので取り敢えずアイデアとして書いてしまいます。
1.横島夫婦
エマーンのアフリカ調査隊に発見されたふたりはそのまま鬱蒼としたヨーロッパ大樹海の中に忽然として存在するエマーン人のコロニーに連れてこられた。
周りを大自然に取り囲まれているにも関わらず、コロニー内は非常に文明的な環境となっていた。見る人が見れば循環型のリサイクルシステムを持った恒星間宇宙船と同じような洗練されたシステムであるのが見て取れたと思うが。
彼らは入国管理局にてエマーン語をRNAの形で頭脳に転写させる頭脳テープを無針注射器にて注射されエマーン語を話せるようになったのだが、日本についての情報を質問された後、市井に放り出されたのであった。
曰く「帰りの旅費は自費」だそうで。
そこで彼らは取り敢えずコンビニのアルバイトに入ったのだが、彼らの破竹の大進撃はそこから始まったのであった。
彼らが働き出して数日が過ぎた頃、そのコンビニの地区マネージャーは一軒いきなり売上が飛び上がっている店舗がある事に気付いた。
彼らの社会は永い平和によって変化に乏しい社会となっていた。その為、特に変化が発生していないにも関わらず売上が伸びると云う現象は何かしらの不正が行われたか、機械の異常としか考えられなかった。
しかし、彼がその店舗に足を踏み入れるとただのコンビニにも関わらず大盛況の諦を醸し出していた。
何が起こったのか彼は店舗責任者に問い質した所、思わぬ答えが返ってきたわけだ。
元々横島夫婦は社でも有数のスーパー腕利き社員であった為、そのコンビニの商売の方法にちょっとアイデアを加えてみた所・・・その新鮮さが壷に嵌まったのか連日の大盛況になったのである。(何をしたのかは秘密)
エマーンの商売上手と云う定評はこの頃世界中に広まり初めていたが、その分、マニュアル類もしっかりしておりもう既に検討し尽くされて枯れた技術と思われていたのであったが
、商売を生き甲斐と考える民だけ有って、かなりの融通性が効く様になっていた。
そこを巧みに突いたのだ。
外国人のアルバイトであったにも関わらず彼らはその日のうちにラース家配下のコンビニ経営本社の営業課へと配属が決まってしまった。
そして大舞台になるにつれふたりの名は日に日に大きくなっていく一方だった。
エマーン人が日本に対して異常な迄の関心を示すようになった背景には彼らの活躍が有ったことは間違い無かった。
彼らが何かする度に業績はアップ傾向になり、エマーンに数家族存在する大家族ラース家の業績が他の大家族の業績を圧迫するまでになっていた。
何しろ株価の変動を見るだけで、その時彼らが休日だったのか昼休みだったのかが読み取れる株仕手人まで現れるほどであったのだから。
そうして2年ほど楽しんでいた横島夫婦であったのだが・・・。
ある夜の事、新婚気分でいたふたりはある事に気付いてしまった。
日本はどうなったんだろうか、と云う話題の中で唐突に気付いたのだ。
そう言えば息子の忠夫は・・・・・・?
「「 ……忘れてた 」」
断言しましょう。あんたら間違い無く親子です。
で、翌朝出社一番で社長室に顔を出した彼らは辞表を提出したのだが、ラース家の長老は泣いてそれを引き止めた。
この時彼らはコンビニ経営社からラース家の中枢であるラース総合商事にラース家以外の人間としては初めて営業1課の課長と副課長と云う役職についており、既にラース家の健全な営業活動に無くてはならない存在になっていたのだ。
しかし、忙しさに伴う楽しさの影に隠れていたが、良く考えてみると彼らは元々日本への旅費を稼ぐためだけに働いていた訳で、エマーンに一生身を埋めるつもりはないのだ、と主張した所「ならせめて」と云う事で今まで注文を受ける小ぢんまりとした日本営業所しかなかった日本連合に大量の資本を投入して急遽新設する事になった日本支店の支店長と云うポストが用意されたのだ。
実際危ないところだったかもしれない。
紅蜂と呼ばれた横島の母親はいるだけで会社の業績が上がると云われたスーパーOLとして有名であったし、それまで順調に業績が伸びていたものだから先日大規模な設備投資を実施したばかりであったのだ。
もしも、彼らが来る1ヶ月前の業績まで後退していたら・・・間違い無く破産宣告ものであっただろう。
しかし、この時の設備投資が後々効いて来たのだ。
とにかく、後始末も含めて1ヶ月後ふたりは2年7ヶ月ぶりに日本の土を踏む事になったのだ。
2.美神公彦
南米にてフィールドワークを行っていた彼はアマゾン大森林の真っ只中で時空融合に遭遇してしまった。
だが、10キロ四方に人間の存在しないその地に於いてはその事実を知り様も無かったのだが。
数日後、移動用のボートに乗りベースキャンプへと向かった彼で有ったが、行けども行けども人家が見えなかった。
結構大きな半水上家屋が並んでいた漁師の村も痕跡も無かったのだ。
燃料を節約しながら河口を目指していた彼で有ったが、ある時異様な殺気を感じてボートを岸に着け身を隠した。
彼は大学生の時分に事故に遭い永い昏睡に陥ってしまった事が遭ったのだ。
奇跡的に植物状態から脱した彼であったが、それと引き換えに制御できないテレパシー能力を持つに至った。
何やかや有って美神令子の母親と結ばれ、テレパシーを有る程度まで失う事で制限の有るものの人の少ない場所での生活が出来るようになった彼は彼の研究テーマである生物学の研究にそのテレパシーを用いていたのだが、その超感覚に極めて単純だが人間をコロすと云う明確な殺気を伴った存在が感知されたのだ。
思わず身を隠した彼の側をそれは行き過ぎた。
それはこのジャングルには似つかわしくない存在。
のっぺりとしたボディーの2メートル大のロボットであったのだ。
ロボットに意思が? と思うだろうが、ムーの人工無能は自律意識と云うには単純過ぎ、機械と云うには複雑過ぎるコンピューターをロボットに搭載していた。
かつては人間並みの自律意識を持つアンドロイドもムーは生産していたのだが、人間性は無駄な物、合理的ではない、不必要な物で有ると判断したムーの戦闘コンピューターによって人間共々アンドロイド達も抹殺の対象となっていたのだ。
とにかく、ムーのロボットの意識を読み取る事が出来たため、公彦は密かにそのロボットの意識を探った。
そのロボットは拝人主義者のアンドロイドの逃亡集団からはぐれたグループを探しているらしかった。
彼はロボットをやり過ごすとそのグループを探し、直ぐに見つける事が出来た。
そのグループを率いていたアンドロイドから現在何が起こっているかを聞いた公彦は自らのテレパシーを積極的に用い、彼らを連れての逃亡を開始したので有る。
−中略−
南米に残る最後の脱出組となってしまった彼らのグループであったが、最後の船が完成するも、出航直前に隠された港の岬がムーの戦闘集団に占拠され、身動きが取れなくなってしまったので有る。
追い払おうにも武器も無く、成す術もなく壊滅となる所だったのだが、彼はアンドロイド達に他の人間を眠らせる様に頼み覚醒している人間が自分だけになると頭部を覆っていた神鉄製のマスクを剥ぎ取った。
頭蓋を神鉄で覆う事により抑制されていた彼のテレパシー能力は完全に開放され、ムーのロボット達へと襲い掛かったのだ。
先にも言った通りムーのロボットに積まれたコンピューターは有る程度の意識を持つものの外部からの強制を排除できるだけの明確な意思を持っていなかった。
そのような超能力の存在を知らなかったムーとしてはその対応策を取れるはずも無かった。
上位プログラムを操られたムーの戦闘ロボット達の認識は公彦によって狂わされ、壮絶な同士討ちが始まった。
その隙を突き、拝人主義アンドロイドに率いられた南米最後の脱出団体はオーストラリア大陸へと向かった。
しかし、能力を開放した公彦の意識は深い眠りに就いたまま戻ってこようとしなかった。
その為、日本連合との接触の後も彼の消息が家族で有る美神さん達に伝わることがなかったのである。
アンドロイドたちの手厚い看病を受けていた公彦の意識が戻ったのは新世紀2年も後半、衰弱していた彼のテレパシーは集中しなければ一般人の意識を読み取れない程度にまで落ちていたのである。
彼が喜んだ事は云うまでも無い。
以上2点ともうひとつ、美神達の一行が妙神山からの帰りに起こった出来事が出来てしまいました。
これは形にしやすいのでインターミッションとして発表しますので。(それより早く本編をどうにかしろ)
・人狼の隠れ里の霊力を感知したシロは横島を連れて走っていってしまった。
「先生っ! 仲間の匂いがするでござる。一緒に行くでござるよ!」
「こらっ! ちょっと待て! 止まらんか、このバカ犬!」
「犬じゃないもんっ!」
妙神山から帰りの途に就いていた一行は突然走り去ってしまったシロと横島を唖然として見守ってしまった。
そう言えば、とオカルトに詳しい美神は口に出した。
「日本書記と古事記に海神と山神の血を引く一族として阿曇、隼人と云う一族が居たんだけど。古代朝廷で隼人一族は犬吠として朝廷の守護を司っていた、そして阿曇は内膳司と云う役職に就いて神事について居たって書いてあるんだけど。その後、朝廷から追われて飛騨山中に逃れたって云う記述が有ったから。あながち間違いじゃないかもね」
・
と云う訳で(どう云うわけだか)、ゴールドアームさん投稿ありがとうございました。
次の投稿をお待ちしています。
ではでは。