4.『特異点』
「一つは存在力の共鳴現象ね」
まず鷲羽ちゃんはそういった。
「財閥関連の所でも言ったけど、強力な存在力を持っているものは、それに関連したものを引きずり込むようにしてこの地に実体化している。面堂財閥と倉庫のようにね。で、困ったことに、スーパーロボットみたいな軍事的なものにも、これが生じるの。味方の研究所とかはいいんだけど、どうも敵も一緒に引きずってるみたいなのよ」
そして再び画面を指し示す。
「確認されているだけでも使徒・ゾンダー・ゾーンダイク・機械獣軍団・黒之巣会・降魔・インビット、それに怪獣達。まあ味方以上に存在力強そうだから出てくるのは不思議じゃないんだけど、きっちり対応がつきすぎてんのよね。で」
ここで鷲羽ちゃんはぐるりと一同を見渡した。
「逆に言うと今は出現が確認されていなくても、本来の世界で強大な組織と敵対していた場合、その組織はかなりの確率でこちらに出現していると思っていた方がいいわ。今の所情報だけで確認されてないのはシャドルーとか宇宙怪獣とか木星トカゲとかかな。GSっていわれている除霊技師や帝撃みたいな霊能者の存在も確認されているから、幽霊騒ぎも増えるかもね。ま、幸い敵ばかりってわけじゃないけど。そうそう、これはひょっとしたらなんだけど、土方防衛相」
「はい、何でしょうか」
「竹上さんって、確か『沈黙の艦隊』とか言う、とんでもない構想が実現化しちゃった世界から来てて、それでその事件って言うのが、一人の元自衛官が世界中を引っかき回して起こったって言う話よね」
「そう聞いておりますが」
これはそれなりに有名な話であった。何しろ世界政府を実現しようとしていた話であるから、話半分でも人の興味をそそる。竹上議員もその関係者も別に隠しはしなかったので、結構マスコミとかにも広まっていた。どこかの出版社が、最近はやり始めている『異世界ノンフィクション小説』のネタとして取材に来たとも言われている。
「で、竹上議員って言うか元総理が来た時点では、その首謀者は暗殺されかかって植物人間になってたって言う話だったわね」
「はい。私としてもある意味残念でした。それだけの人物なら、政治家としても、また、潜水艦の艦長としても得がたい人材であることは間違いなかったですから。しかも彼は融合時アメリカの病院に入院中で、残念ながら消息が消えたそうです」
「いるかも知れないわよ」
その言葉に、土方防衛相、土門補佐官、そして柾樹委員長の目が点になった。
「それは、一体、どういう……」
「ナデシコのことを思い出して」
その言葉に、彼らは皆、つい先日発掘というか救出された、重力制御技術を持った超戦艦のことを思い出した。二隻のナデシコ型宇宙戦艦は、いずれ国防の要となるかも知れない力を秘めていた。
戦闘力もそうだが、何よりその機動力が圧倒的だったせいである。
現在はまだ予算その他の関係で凍結されているが、『ターポン』との接触も計画されている。現在の日本にある航空機(?)で、あの領域を自由飛行可能なのは今の所ナデシコしかなかったためである。
「今回の時空融合は、時間に縛られていない。ホシノ=ルリさんのように、明らかに時間的に連続した存在が出現している事例もあるくらいよ。まあ、今現在で二人の彼女が、正真正銘連続した時空の出身者なのか、それとも極度に類似した平行世界からの出身者なのかは特定できていないけどね、シンジ君達の例もあるから。でも、彼らが存在力の共鳴によって出現したことはまず間違いないわ。
まだ分かってないことが多いから断言は出来ないけど、これに関しては言い切っちゃっていいと思う。
でね、それから類推するととんでもないことが推測できちゃうのよね。竹上さんの世界にいたっていう、世界を変革しちゃった原潜『やまと』がここに出現しているかも知れないっていう可能性が。というかそれだけ存在力の強い存在が、むしろ来てない方がおかしいくらいよ」
「確かに……」
「おまけに彼らの場合、未だに確認されてない理由も想像できちゃうわ。この話を聞いたとき面白そうだったんで計算してみたんだけど、『やまと』がこの時空に出現する場合、もっとも可能性が高いのはニューヨーク入港直前、世界中の関心がついに姿を現した彼らに注目した頃の筈よ。
そうでなくても、彼らは間違いなく海中深くひそんでいるときにこの事態に巻き込まれたはず。潜水艦は海の中にいるものだからね。電線が切れてなかったように、この地に出現するものは、あるていど『あるべきものはあるべきところに』出現するみたいなの。とすれば彼らはまず最初に自分たちの力で世界の情勢を見定めようとするはずだわ。彼らはまだ孤立した存在なんだから。目立たず、ひっそりとね。ゾーンダイクあたりと一戦交えていれば、さっさと出てくると思うけど、今んところその兆候もないし。ま、きっとそのうち出てくるわよ」
「分かりました。こちらも留意しておきましょう。確か海自に彼のライバルとも言える男がいたはずですので、彼を中心に注意を呼びかけておきます。あと『青』にも連絡しておきましょう」
「その方がいいわね。『青』が勘違いして撃沈しちゃったら大損害だもの」
後にこの懸念は杞憂でなかったことが証明される。だが、それはまた別の話である。
「さて、こっちはまだいい方の話なのよね。もう一つの懸念。こっちが今日の最重要課題なの。獅子王博士、お願いします」
「うむ」
鷲羽ちゃんに促されて、今まで発言の無かった獅子王博士が立ち上がった。
「獅子王です。さて、もう一つの懸念じゃが、それは今この地球を襲う相剋界と、ある特異な存在にある。よく聞いて欲しい。
まず相剋界じゃが、これはどうやら、時空融合のひずみによって生じた、一種の空間断層に近いもののようじゃ。性質的には光以外のものを全く通さず、接触した物体は完全に分解……というかエネルギー化されて吸収されてしまう。どうも質量がエネルギーに転換されてしまうらしいんじゃ。じゃから質量を持たないエネルギーである光は通れるみたいなんじゃがな。ま、そんなわけじゃから、使用済み核燃料のような、厄介な物質の処理には最適かもしれん。ロケットに乗せてぶつければあとには何も残らんしの。
だがそれ故に、ことは非常に厄介じゃ。
相剋界の存在により、現在の地球の熱量収支は完全に入超になっとる。温室効果なんて言う言葉があるが、あれがもっと強力になったようなもんじゃ。このままだとこの世界はいずれ環境的なカタストロフを起こすぞ」
「本当ですか!」
加治首相をはじめとして、一同の顔に鋭い緊張が走った。
「それがいつのことかはまだ分からん。調査中じゃからな。まあここ数年なんてことはないから安心したまえ。ただ百年たつと分からん。千年たったらかなりの確率でアウトじゃ。ちなみにこれは最優先課題の一つとして研究とる。結果が出次第すぐにまた報告会議を開くから待っててくれたまえ。あと当然この件は秘密にな」
「もちろんです」
加治首相は頷いた。当たり前の話である。
「まあなんにせよ、我々は死なんうちにあの相剋界を最低限突破、出来れば消滅させねばならん。突破できれば延命は可能じゃし、技術が進めば宇宙への移民も可能じゃ。現にナデシコの世界では月に人が住んどるらしいしの。それでも、消滅させる方がいいに決まっとる。卵の殻は、いつかは割らねばならんのじゃ。
だが相剋界の消滅は、どうやらあることと強力に結びついているようなんじゃ」
獅子王博士は、そういってため息をついた。
「具体的にはどのような」
そう問う加治首相に、博士は答えた。
「時空融合そのもの、じゃ」
そうして博士は再び皆を見わたした。
「相剋界が消滅する条件は、今の所二つ分かっておる。
一つは時空融合の解除。つまり世界が元に戻るときじゃ。世界固有の復元力という奴は思ったより強力での、可能性としてはまだありうる。ただし、その時我々がどうなるのかは分からん。ただではすまない可能性も高い。
もう一つはこの逆じゃ。時空融合の完全なる安定化。この現象が終結し、世界が完全に馴染んだとき、相剋界は自然消滅するはずじゃ。あれはいわばゆがみの集合じゃからの。重なり合った時空がまさに相剋しとるんじゃ。そのゆがみが全て消えたときが、この空間が安定するときになるわけじゃ」
「では、時空融合現象は、未だ継続中だと」
加治首相が心配そうに質問した。
「ああ。だが安心したまえ。これは地震のあとの余震のようなもので、今後いきなりどこかが消滅したり、入れ替わったりということはまず起こらん。ただ、時空の狭間から存在力の強いものや、我々の持つ存在力との共鳴……『縁』といってもよいかの。そういったものに引かれて未知のものが出現する可能性はまだまだあるということじゃ。もし大規模な変動が起こるとしても、今度は確実に探知できる。言うなれば通常の災害と変わらんと言うことじゃ。これなら十分に対処できるじゃろ、首相。もちろん我々も助力は惜しまん」
「了解しました」
加治首相の顔にも、少し安堵の様子が浮かんでいた。
「ま、相剋界に関してはこんなもんじゃが、なんにせよあれは自然の一角じゃ。短期的には別に害はない。星も見えるしの。問題はこっちのほうじゃ。首相。今から映すデータをよく見て下さい。これは時空融合直前、つまり首相達が我々の放送を聞いて連絡してくる前に起こったことを編集したビデオじゃ。基地内の監視カメラの映像などもまじっとるのでちょっと見にくいし、多少加工もしてあるが、純粋な記録映像であることは理解して欲しい」
そして映し出されたのは、時空のゆがみを感知してあわてているGGGのスタッフと、川崎に出現したエヴァンゲリオン、そしてそれを迎撃に出動したガオガイガーとの戦闘シーンと、そのあとに時空融合が始まるまでの映像であった。
「この映像を見ても分かるとおり、エヴァンゲリオンは時空融合が始まる前、つまり時空が揺らぎ始めた瞬間、既に別次元であったこの世界に出現している。これが何を意味するか分かるかな」
「つまりエヴァンゲリオンは、我々が一堂に会することとなった、この時空融合によってここに出現したのではない、と」
そういう加治首相の顔は、はっきりと青ざめていた。
「存在力の理論からも、それは補完されるわ」
そう言ったのは鷲羽ちゃんであった。
「エヴァの存在力からすれば、彼らに関わりの深い、第三新東京市や第二新東京市が出現するのは当然だわ。でもそれならば出現するのは彼らが存在していた、使徒によって脅かされている第三新東京市が出現しなければならなかった。でも現実に出現したのは、『エヴァの存在しない』第三新東京市だった。これは明らかに矛盾しているのよ。
もちろん、存在力理論の方が間違っている可能性もある。でもこのケースは、明らかに特異なのよね」
「聞いたところによると、彼らは衛星軌道上から落下してくる使徒を、ATフィールドで受け止めようとしていたらしい。無謀の極みじゃが、受け止めること自体には成功していたらしい」
「なんと……」
何も言葉はなかった。
「核を遙かに超えるエネルギーを押さえこんどったことはほぼ間違いあるまい。恐らくそこに時空震の波動がぶつかったんじゃ」
「そして無数の時空の狭間を飛び越えて、彼らはGGGの所属する時空に落ちてきた。そしてどうやらね、そのせいで彼らは……正確にはエヴァは、はからずしもこの融合時空の要の一つになっちゃってるわ。
特に初号機が。この時空が曲がりなりにも安定したのもそのおかげなのよね。最初に聞いたわよね、首相。この時空震の中、何故我々は生き埋めにならなかったのかって。それはね、エヴァのおかげ。少なくともこの日本近辺は、エヴァが次元横断してくれたせいで安定化出来たのよ。洗面台の水が流れるとき、渦の真ん中に空気の通り道が出来るでしょ。あれとおんなじ。ちょうどエヴァの落ちてきた道が渦の役目を果たしてくれたんで、スムーズに融合できたみたいなの。そうでもなければ、存在力理論があったって、ここまで安定はしないわ」
「ただそれ故に、いかなる理由があろうともエヴァンゲリオンを廃棄することは出来ん。エヴァに何かあった場合、最悪この世界の安定が崩れ、せっかくまとまったこの国が酷いことになるかもしれん。幸い今までのことぐらいでは何ともないようじゃが、まあ、エヴァでなければ立ち向かえん使徒以外には使わん方が無難じゃろ。改造も控えた方がいいようじゃ。どうもあの機体に使われている技術は、ただの物理科学だけじゃなさそうなんでな」
「早まった真似しなくて良かったわね、首相。もしあの時エヴァの廃棄を決定していたら、今頃どうなってたことやら。改造を外したのも、結果的には幸いだったわ」
加治首相と土方防衛相が、思わずお互いの顔を見合わせていた。
「ま、それはともかく、いうなればね」
鷲羽ちゃんは、話を再開した。
「彼らはあたし達みたいに、融合に巻き込まれたのではなく、無数の世界を引きずってここに来ちゃったみたいなものなの。逆に言えば、彼らを上手く使えば、時空融合を解除することも安定化させることも可能なはず。
彼らはこの時空の中で今のところ唯一法則を超えた存在。ブラックホールの中心にある特異点のように、一切の制約から解放されている存在なの。それが単に巻き込まれたせいなのか、それともエヴァだったからなのかはまだ分からない。可能性は半々って所ね。何しろエヴァはもし完璧なら、相剋界を超えられる可能性があるんだもん」
「本当ですか?」
加治首相が思わず立ち上がった。
「エヴァの暴走事件のこと、憶えているでしょ」
「当然です」
シンジが無事に意識を取り戻したことを知って何より喜んだのは、実は彼かも知れない。
「なら当然経過報告は受け取っていると思うけど、エヴァや使徒って、物質であって物質じゃないのよね」
「そう、現在ガオガイガーの持つGツールで破壊できない唯一のもの。物質のようではあるが、同時に光のような存在なのだからな」
その言葉に一同ははっとした。
「光ならば、相剋界を抜けられる、か……」
柾樹委員長の言葉が、皆の心の中を代弁していた。
「ただし、今のエヴァには無理よ。使徒も同様。疑似物質とはいえ、質量があるし、ゴルディオンハンマーで崩壊したでしょ。でも、そこから進化した使徒や、あるいは何らかの『覚醒』をしたエヴァなら分からない。暴走時の力を見ても分かるとおり、エヴァにはまだ未知の力があるわ。でもたぶん、今のエヴァにはある重要な要素が欠けているの」
そう言って鷲羽ちゃんは、密封されたビーカーを机の上に置いた。中に薄赤い色の液体が入っている。
「これはLCL。本来エヴァのコックピットに充填されていた未知の液体よ。色々調べてみたんだけど、どうもこれは今の科学で合成することが不可能みたいなの。エヴァのボディを構成している謎の疑似物質に近くて。これは仮説なんだけど、思い切って魔法的に分析した方が早いかも知れない」
「それは一体……」
どう見ても超科学的なものであるエヴァの話にいきなり魔法の話題を振られて、さすがの加治首相も混乱した。
「獅子王博士も言ってたけど、どうもエヴァって、ただの科学の産物じゃないのよね。それこそ私の求めてやまない、魔法と科学の融合した姿がそこにあるような気がするの。この辺は単なる勘で、根拠は何もないけどね。けど彼らが相剋界に近しいはずの次元の狭間を無事に抜けられたのは、エヴァとこのLCLによって保護されていたためである可能性が極めて高いのよ。シンクロ感の変化もその事を補足しているわ。
ま、結論としてエヴァは、その存在が二重の意味でこの時空融合の要ともいうべき特異点になっているわ。だから首相、彼らをいかなる意味でも手放しちゃ駄目よ。戦闘寺の危険は、まあ仕方ないわ。これはやむを得ないリスクだもの。ただね、彼らの特異点としての特性が外部に漏れたら、洒落じゃなく国際紛争の元になるわよ。彼らを拘束するために日本を消滅させても、十分採算が合っちゃうから。然るべき時が来るまで、機密保持には注意してね」
この時、会議に参加していた文官武官、いずれの顔にも揺るぎない決意が刻まれていた。
「うん、これで大体言うべきことはすべて言ったわ。そろそろお開きにしましょう。大分予定時間も過ぎているし」
そう言って、鷲羽ちゃんが閉会の宣言をしようとしたときだった。
「最後に一つだけいいですか?」
加治首相が手を挙げた。
「いいけど、まだ何かあった?」
「思い過ごしならいいのですが」
加治首相は、ちょっと申し訳なさそうに言葉をつないだ。
「先ほど特異点たる彼らのことを、鷲羽ちゃんは『今のところ唯一』と言っていた。ということは、彼らの他にも、このような特異点たる存在があるということですか?」
「……鋭いわね、首相。確証はないけど、可能性はあるわ」
「それはどのような」
「この時空融合が偶然であれ故意であれ事故であれ、いずれの場合でも、もし震源地というか爆心地というか、とにかくその中心部にもしだれか人、もしくはそれに類する強固な『意志』を持つものがいたとしたら、その人もまた『特異点』となる可能性は高いわ」
「何故ですか?」
鷲羽ちゃんは消しかけていた資料にちらりと目を向けると、再び話し始めた。
「存在力の件から想像がつくとは思うけど、この時空は、物理的なもの以上に『人の意志』の影響を受けているのよ。それが何故かは、まだ分かんないけどね。あたしはこれが魔法へ通じる道だと思っているけど、確証は何にもないわ。でね、例えば時空融合が研究中の次元変換器……タイムマシンみたいなシステムの暴走事故かなんかが原因だったとしたら、そばに人がいた可能性は高いでしょ。で、もし中心に人がいたとしたら……その人の意志は最大限にこの時空に影響しているはずなの。そして同時に、その場所の空間特性が、時空最大の『要』になるはず。逆に言えば、その人物がその場にいかない限り、時空融合を解くような真似は不可能なの。『その瞬間』を再現しなければ、『要』を解くことは出来ないから」
「それで、今のところと」
「そ。時空融合の原因が特定されない限り、それを確認することは不可能だわ。最初はシンジ君達が隕石を受け止めるような真似をしたせいで時空融合が起こったのかとも思ったけど、どう計算してもエネルギー量が足りなかったわ。暴走中ならともかく、シンジ君達に制御されているエヴァにはそんなことは出来ないって分かってほっとしたくらい」
「それは良かった」
加治首相もほっとしていた。せっかく元気になった彼らに、これ以上の重荷を背負わせるわけにはいかない。
「さ、今度こそ完全にお開きにしましょ。私もいい加減お腹空いちゃったわ。あ、柾樹委員長、一緒にご飯しません?」
こうして、波乱に満ちた(?)第一回報告会議は無事に(?)終了した。
初めまして、ゴールドアームです。
このたび新たに参加させていただくことになりました。
さて、読んでおわかりの通り、私の狙うテーマは、世界の謎です。
時空融合とは、魂とは、魔法とは。
こういったメタ科学系のネタを中心にした、面白い読み物を作っていきたいと思います。
シリーズタイトルは、『裏側の勇者達』。勇者を支える勇者達の活躍、って所ですか。
今回はSF大戦の肝、時空融合を取り上げてみました。
EINGRADさんが作品を作る上で切り捨ててきた幾つかのことを補完することが目的です。
だからこれはみんなまだ仮説。証明はこれからだし、間違っていたことは訂正されます。まあ、納得力はそれなりにあると思うのですが。
今のところ、もう一本手持ちのネタがあります。岡田さんの提案している、神秘学に通じるネタ。『エピソード:神秘学への道』シリーズです。
メインキャストはサクラ大戦とGS美神。11月頃の話になると思います。
それでは、次のお話でお会いいたしましょう。