時空融合現象は様々に不可解な現象を伴う物であった。
異なる時空同士、つまりパラレルワールドが引き寄せられたのだ。
それらが全く同じ場所に存在していたならば、その内のどれかひとつだけがこの世界に現れるはずである。
しかし、現実はそれを裏切り、不可解な形でそれらを同時に出現させたりしても居た。
例えば、ナデシコB艦長の星野ルリとナデシコ統括オペレーターの星野ルリと言う同一人物の出現である。
この事例を検証してみると、ひとつの軸が分かる。
艦長たるルリは16歳、オペレーターのルリは11歳と時間軸に対してズレが生じているのだ。
よくよく検証してみると時空融合の元世界からこの世界への来訪時期はそれぞれ違いがある事が判明している。
これは時空連続体にズレや湾曲が起こっていたり、基点世界に対する対象世界との位相差による物かと思われるがハッキリとしては居ない。
また、これとは別に元々の場所からずれて出現してしまった例も少なくない。
有名な所ではアテナの聖闘士として有名な城戸財閥であろうか、現在サンクチュアリは熊野山中に存在しているし、東北に近い場所に存在していた人骨温泉も時空融合により、より南へと移動して飛騨山脈近辺に存在している。コレなどは温泉の鉱脈毎移動しており、時空融合の研究を行っている物にとって貴重なサンプルとなっている。
だが、同じ人物が同時に出現してしまった原因として最も多かったのはやはり、「大体は同じだが、異なった歴史を歩んでいた」と云う物ものである。
その中での代表的な例として良く挙げられるのが東北と四国という大きく離れた場所に出現した「隆山温泉」であろう。
ただ単に同じ名前が存在しただけならそう珍しくはないのだが、このふたつの地に於いてはある会社が経済的支配力を持っておりその双方とも「鶴来屋グループ」と名乗り、しかもその組織のトップとその家族は(調査した訳ではないが)遺伝子的にも環境的にもほぼ同一人物と言って良い程酷似した存在だった。
ま、美人が2倍に増えたと思えば喜べこそすれども残念だったとは思えないだろう。
その家族の苗字は「柏木」、長女にて会長職に就いている千鶴、次女の梓、三女の楓、四女の初音、そして現在同居人となっている耕一である。
双方は非常に酷似した存在ではあったが、全く同じ、と言う訳でもない事が確認されている。
四国の柏木耕一は現在千鶴と結婚しているが東北の方の人物関係は彼らの事に詳しいとある人物によると「耕一は楓とくっ付けばとか、梓は俺のもんだとか、千鶴さんは偽善者だとかは思ってはいませんってば」だそうである。・・・初音ちゃんは?
ふたつの世界の何処が分岐点になったのか、それはそれぞれの地に伝わっている「雨月物語」と云う昔話の中に語られている。
それによると北陸の隆山温泉は、雨月物語の舞台となった地であり。
四国の隆山温泉は、雨月物語の後で次郎衛門とリネットが放浪後に落ち着いた地であるらしい。
長い放浪の後、ようやく落ち着いた四国の地で、次郎衛門とリネットの夫婦は、温泉も出て地形的にも似ているこの土地を姉たちのことを忘れないために「隆山」と名付け住み着いたのである。
そしてエルクゥ終焉の地に落ち着いた後の世界と、放浪の後に四国に居付いた世界に分かれた平行世界は時空融合によって出会ってしまったのである。
最初は双方ともかなりの緊張を持っていた様である。
それは、彼らの持つ特異な血がそうさせていたのかも知れない。
「エルクゥ」、かつて夜空の世界より日本の地へ降臨した天翔ける種族は人間族を狩る武闘派と共存を望む和平派に分かれ、そして和平派たるエディフェルによって命を救われ「鬼」の力を手に入れた次郎衛門によってエルクゥは滅び、後の柏木家のみにその鬼の力は引き継がれて行った。
則ち、傍系の暴走を除けば、その歴史上それぞれの血族以外に初めて出会う「エルクゥ」の末裔であったのだ。
結局の所、お互いに顔を合わせて殺戮の懸念は消えたのであったが、僅かばかり残っている双方のわだかまりを払拭する為に、四国と北陸という南北の地に出現したふたつの鶴来屋グループがお互いの親善を兼ねて共同でひとつの催し物を計画したのであった。
やはり基本的に同一人物であった為か、それとも結婚間近で異様に陽気な新婚呆けの四国の千鶴のせいなのか、嫁かず後家の危機感ばしばしの北陸の千鶴が嫉妬したせいなのかなかなか計画立案が進まなかったのだが、ようやく新世紀2年になって両当主であるW千鶴さんが検討の末に決定したのが「全国・料理自慢による料理大会」であった。
・・・・・・よりにもよって・・・・・・。
その趣旨は次の通りである。
<全国に出現した微妙に異なる文明にはそれぞれ固有の料理文化があり、我々企業は社会福祉に貢献する為、それらを知る事によってそれぞれの地域にあるわだかまりを無くし平和な社会を作らなければならない。お互いを知る為にもそれぞれの地にあるご当地の味を味わう為に、全国から家庭料理自慢を集め、それらを消費者に有効な手立てで広めなければならない>と言った立派なお題目があったのだ。
それを知った柏木家の面々は企画書を読ませて貰ったのだが、その中にあったある項目を見て猛烈に反対を行ったのであった・・・。
しかし、既にその企画は動き始めており、彼らに止めることは出来なかったのである。
その項目とは・・・両主催者代表であるW柏木千鶴も参加する、と言う物であった。・・・それがどの様な結果をもたらすか想像が付いただけに・・・彼らが当日に姿をくらましたのは当然のことであったであろう。
かなり無責任ではあったが。
しかし、それ以上の悲劇が待ち受けているとは・・・神ならぬ彼らが知る由もなかったのである。
料理自慢の募集は各メディアに広められ、多数の応募はTV映えする人間が書類審査のみによって選ばれた。
書類審査のみ、と言う所がミソだろう。
何しろ実際に調理させたら自分が落ちると言う事位は流石のW千鶴も経験上知っていたので、その点を甘くせざるを得なかったのだ。
もっとも当人は「「この私の料理の何処が不味いって言うのよ。ぷんぷん」」と呟いていたが・・・本当に・・・自覚がないからこそあの味音痴がここまで発達してしまったとも言える訳で・・・。
では、TV放送が予定されている料理イベントに出場するその一部メンバーを紹介しよう。
東京都西部代表「天童あかね」
−−西園寺右京から習ったお好み焼きにて出場。「頑張ります」
教えた右京のコメント「あかんわホンマ、何であんな味になるんか分からんワ」
ナデシコ代表「ミスマル・ユリカ」
−−炒飯にて参加。「アキトーっ!見ててねぇー!!」
料理長ホウメイさんのコメント「オヤオヤ。冗談じゃなかったんだねぇ・・・死人が出なきゃ良いけど」
第3新東京代表「葛城美里」
−−特製カレーにて参加。「本当のカレーという物をお・し・え・て・あ・げ・る」
親友、赤城理津子のコメント「ほんっっっとうに・・・無様ね。危ないから麗には近付かない様に云っとかなくちゃ」
鬼星代表「諸星ラム」
−−激辛料理にて参加。「美味しっちゃよ!」
夫である諸星あたるのコメント「食べるのか? あれを・・・逃げよ」
その他多数・・・多数なんですよ。何故なのか・・・やっぱりW千鶴の毒を目立たなくするには周りを強力な毒で固めるしかないからなのだろうか。
そして主催者代表として「W千鶴」−−キノコ鍋にて参加。「じっくり味わって下さいね」
家族の方々のコメント「・・・逃走している為、コメントを頂けませんでした。ご了承下さい」
その時、審査員として招待されていた美食倶楽部の海原雄山代表は控え室に来ていたのだが、突然そこへ入会したばかりの鶴来屋グループ所属の会員が訪れてきた。
彼は沈鬱な面持ちで美食倶楽部の主催者の前に立つと汗を掻きながら告げた。
言葉数はやたらと多かったが、云いたい事は次の一点に絞られていた。
曰く「逃げよ」
最初は不義理を働くつもりはない、と言っていた海原雄山であったが、その伝聞による「破壊力」の凄まじさから逃げ出す決意を固め、命からがら逃げ出した。
その逃走の際に追い掛けてくる鬼の追っ手を撒く為に呪術的逃走「おにぎりとか櫛とかを投げたり」をしたかどうかは判明していない。
ともあれ、会場ではTV放送に合わせて準備が進められていた。
その会場が設置されたのはふたつの隆山温泉の中間に位置する東京都にあるセントラル競馬場の近くグリーンパークに特設されていた。
設置されたガスバーナーの火力は大きく、中華料理店でも使えそうな物であったがさて、それがどう働く物かというと。
下拵えの段階からその兆候が「臭って」来た。
ツーンとした様な、まったりした様な、形容しがたい匂いがそこかしこの仕切りから漂ってきたのだが、・・・それを嗅いだ下請けのTVスタッフが気分が悪いと言ってバタバタ倒れていた。
問題になる事を恐れた下請けの社長は倒れる側から新しいスタッフを投入していったので進行は進んでいたのだが、それは更に被害を拡大するだけに過ぎなかった。
そうしてこうして、料理はイベント開始直後に完成し、審査会場へと運ばれた。
出来上がった代物は大別して2種類に分けられた。
如何にも不味そうな料理と一見普通な料理である。
共通して言える事は・・・試食した人達に聞いてみるのが一番ですね。
ってな訳で居並ぶ審査員、彼らは元の世界では名の知れた食通、料理人、文化人、そして公募で選ばれた一般参加人達である。
そしてそれプラスと言う事で料理人達本人と付き添いで来ていたその家族も列席させられる事になった。
料理人達自体は嬉々としてその指示に従ったのだが、家族達は脱走者が続出。
何故か「こんな事もあろうかと」控えていた警備員に捕まり強制的に椅子に縛り付けられていった。
半泣き半狂乱茫然自失、どうして付いてきてしまったんだろうと後悔する者多数である。
大皿に盛られた各人の料理が小皿に取り分けられて死刑・・・もとい試食人の前に並べられてゆく。
何も知らない人達も、何か違う、とそれぞれは思った様だが。
「この様な所に出てくる位の「料理自慢」達な訳だから、・・・問題・・・ないよねぇ?」
と恐る恐る口に運んだ。
例その一「天道あかね」
彼女の作った物はお好み焼きのうっちゃん直伝(本人自称、右京は力強く否定していたが)のお好み焼きであるが。
彼女の家に居候している早乙女乱馬はその色々な物が混ざって固まった焦げ茶色の物を箸で摘んで料理人に訊いた。
「なぁ、あかね。例によって訊くんだが・・・味見したか?」
「人が食べる物をツマミ食いみたいな事出来る訳無いでしょ。なに言ってんの乱馬」
「やっぱりな」
彼が横目で見てみると、迂闊に口に含んだ試食人(澄ました文化人のオバさん)が口から泡を吹いて机に突っ伏していた。
この時点で50名居た審査員は45名になった。
例その二「ミスマル ユリカ」
彼女が作ったのは炒飯である。もしもそれを炒飯として判別出来る人間がいればの話であるが・・・作った本人がコレは炒飯であると主張する以上コレは炒飯なのである。
「はーい、アキトあーん」
「止せユリカ。俺はまだ死ぬ気はない。少なくとも料理人生命を掛けてまで食べたくない」
「大丈夫だよ。こんなに美味しそうなのに」
と言って差し出す毒々しい紫色のベタベタした物。知らなければタロイモアイスと間違う人が居る可能性もなきにしもあらず。
「はーい、あ〜ん。もう、」
頑として口を開かないアキトの鼻を摘んで強制的に口を開けさせるとそれを口の中に放り込んだ。
「!!!!!!」
料理人として「食品」と一般に分類される可能性があるそれを吐き出す事は彼には出来なかった。
一瞬の痙攣のあと、アキトの意識は涅槃の彼方へと旅だったのである。
「んー? アキトどうしたのぉ? あ! そっかぁ ユリカの料理があんまり美味しいんで感激して声が出ないんだね?! もぅ、アキトったら正直なんだからぁ」
そう言い放つとユリカは隣席のアキトに抱きついた。
それをカメラのこっち側で睨んでいたルリ(大)とイツキはその瞬間野獣と化した、かも知れない。
例その三「葛城美里」
カレーライス。
日本の一般家庭で良く作られる料理であり、火加減に失敗して焦がさない限り失敗する可能性の低い、そして家庭毎に秘伝と呼ばれる味を持ち多様性に富んだ味を持つ料理である。
しかも、一見してそのカレーはごく普通の何の変哲もないカレーに擬態して、ではなく何の変哲もないカレーであると捉えられた。
どうしてこんな普通の料理がここに? と言う様な感じで安心して審査員達はスプーンを口へ運んだ。
阿鼻叫喚。
前のふたりで退場していた者は幸せである。
その破壊力は使徒をも屠ると言われる代物は遺憾なくその威力を発した。
食べるタイミングを遅らせてしまった者達以外、頭頂部より蒸気を放出したかと思うとバタバタと倒れ伏した。
その余りにもな光景にテレビスタッフも含めて絶句。
人類は己の身内が成した行為に恐怖した。
この美里カレーだけは量があった為観客席にも振る舞われていたのが惨劇を増長した原因であろう。
懸命にもこの会場を訪れていた碇シンジ、惣流・アスカ・ラングレー、綾波レイ、そして星野ルリの四人は直ちにビニール袋に隔離し、反応缶を幾重にも繋げた毒ガスマスクを被り辛うじてその被害から逃れる事が出来た。
ただしシンジ達と観客席にいた「キリヤマ」さんちの「マナ」ちゃんだけは、「美味しいっ!!」と言いながら全てを食べ尽くしたそうである。
それをシンジ達はバケモノでも見るかの様な目で見ていた。
かつての世界でシンジ達が会った「霧島マナ」が美里カレーに遭遇した時は天地開闢以来の奇跡によって普通の味であった為、違和感がなかったのであるが、ここの世界のマナはひと味違う。シンジは心の中で思った。
だがそれもこれも彼女の生い立ちに起因するのだ。
幼児期に於いて親に見捨てられ極度の栄養不足に陥っていた彼女の舌の味蕾の数は一般人に比べてかなり少なくなっていた。その上、軍の幼年学校の寄宿舎に入っていたモノだから学食の不味さに耐え、野外訓練の際の栄養バランスのみを考慮した様なレーションに慣れ親しんでいた為にその破壊的な味にも、消化器官を直撃する様な破壊力にも堪え忍んでいたのである。
素晴らしい。ハラショー。人間とはここまで環境に順応出来るのだ。
赤城博士のコメント「無様ね」 まぁ定番ですね。
この時点で五〇名中四〇名の意識は失われていた。
こう云う惨劇が起こった以上直ぐにイベントを中止してしかるべきである筈だが、ここで思っても見なかった化学作用が働いていたのである。
各料理から立ち上った蒸気や匂いが空中で化学反応を起こし謎の気体成分に変質したのである。
後にこの会場の空気サンプルから分離したモーディワープの都古麻御博士が学会で発表した新種のケミカルミストの脳内に於ける作用により正常な判断力を失っていた彼らは、この地獄の様な催し物を続けたのである。
例その四「諸星ラム」
皿の上に盛られているそれは何という料理か、地球人の誰も知らなかった。
彼女の故郷の郷土料理はでっかい金平糖の様なオレンジ色の塊で、近くによるとツンとした刺激臭が放たれていた。
しかし、既に判断力が下がっていた審査員の味皇は迷わずそれを口へと放り込んだ。
その瞬間である。
彼の老人の目が眩く光り輝き、口からも怪光線を放ったかと思うと理不尽な事に巨大化を始めたのである。
あっと言う間に天井に届いた彼の頭部はそれを突き破り辺りへ大怪獣ゴジラのように放射能火炎を撒き散らしながら大暴れした。
もしかしたらそれは集団ヒステリーが巻き起こした幻覚だったのかも知れない。
だが確かにその場にいた者達は味皇が巨大化し雄叫びを挙げていた事を覚えている。
そしてその言葉が「う〜ま〜い〜ぞぉ〜」ではなかった事もだ。
たった4名の試食が終わった時点に於いて会場内で意識を保っていた人間はたった6名である。
則ちこの料理を作り出した当人達と審査前に審査員が絶滅してしまい途方に暮れていたW千鶴の両名である。
それ以外の会場にいた人間はTVクルーから観客まで(シンジ達の毒ガスマスクも直ぐに限界値を超えてしまっていた。トルメキア製の簡易マスクじゃダメだ。風の谷で作った奴じゃなきゃ腐海の濃厚な障気には耐えられないわ<あ、幻聴が聞こえる>)全員が地に伏し、意識を手放し、遙か事象の彼方へと意識を飛ばしていたのである。
「美味しいですよね」
「うん、なかなかイけるよ」
「そうよねぇ。私のこのカレーなんかいつになく傑作だし。あっそうだ、この炒飯に私のカレー掛けてみて食べてみなよ。付け合わせにあかねちゃんのお好み焼きとラムちゃんの金平糖を置いてさ。それとぉ千鶴さん達の作ったキノコ汁を一緒に飲んでぇ。どれどれ? ・・・う〜ん、最高なテイストだわー。イッツ、デリーシャス!!」
「ウチも食べて見ていいけ?」
「どうぞどうぞ。ラムちゃんも作ったんだから遠慮しないでいいのよ」
「もぐもぐ」
「どう?」
「ちゃんと味がするっちゃ。地球人の料理にしてはなかなか美味しいっちゃよ」
「味がする、だけって言うのも凄いわね」
彼女たちは和気あいあいと料理談義を始めた。
−−−−結局、放送事故によりその催し物が放映されることは永遠になかったそうである。
そして残された料理は産業廃棄物として入念な処理が施され廃棄処分にする決定が下されたのだが、強固な分子構造は処置に耐え抜きその毒性が薄まる事はなかった。
その為、本来なら放射性物質の廃棄に使用する筈のロケットにて相克界へと打ち上げられ消滅させる事に成功した。
だが、その時もう少し詳しく観察していれば相克界の研究が画期的に進んだかも知れない。
容器が消滅し相克界にその物質が触れた瞬間、相克界の方が浸食され1キロもその層が薄くなったのだ。
その他、神界からも厳重な苦情が寄せられてきた。
偶々繋がってしまった空間通路を通じてその物質が流れ込み、そこで地上世界を監視していた天使達の内500名が極性転換を引き起こし「堕ちて」堕天使と化したというのだ。
神界もそれ以来人間界に対し、恐怖の目を以て防御態勢を固めたという情報がヒャクメを通じてもたらされていた。
このイベントの全記録は調査の上、現在もそれら記録は政府丸秘記録保管倉庫と放映プロダクションの「放禁」倉庫の中に第1級記録として永遠に封印される事となった。
現在、政府が新たに類別したブラックリストの筆頭に彼女たちの名は記されている。