新世紀2年3月27日 防衛省防衛技術研究所第1研究室 
 3体の二式強化装甲服を見ながら斎藤達がパーティーを行っていた。 
「主任、これでようやく当初の計画のうち二つが完了しましたね」新人がうれしそうに言う。 
「ああ、二式特別攻撃車両と、この二式強化装甲服、それに今開発中の二式レーザー、二式EMP砲がそろえば南米のロボットどもなんか相手にはならないだろうな」 
「そうですね!」 
 二式強化装甲服とは、陸自の要請で技研が開発していた歩兵用装備で、弱体化した歩兵戦力の強化、第1空挺師団の打撃力向上などの諸問題解決の為の切り札的存在である。 
 主兵装は15ミリガトリングガン、自己誘導型ミサイル、高収束レーザーなどである。 
 これに加え、全方位型レーダー、チャフ、フレア、電波妨害装置、照明弾などの戦闘補助装置を標準装備しており、その戦闘能力は従来の5個小隊以上といわれている。 
 また、音声応答型統合情報通報システムHALを搭載しているため、戦闘エリア全体の情報を常に把握でき、最適な行動を取ることができる。 
 動力源には、超小型ハイドロエンジン2基を搭載。 
 単独による活動限界は18日。(レーザー発射や空中戦を多用した場合は14日) 
 装甲にはニュージャパニウム合金を使用した複合装甲(チョバムアーマー)を使用。 
 さらに、EMP・NBC防御も完璧であり、対弾性にいたっては、120mm榴弾程度ならば跳ね返す事ができる。 
 もっとも、徹甲弾を撃ちこまれたらそれまでだが…… 
 次に、最大の懸念事案である機動性の確保であるが、二式特別攻撃車両製作で培われた技術を応用し、ブースターとローラーダッシュを併用した際の最高時速は190km。 
 また、姿勢制御バーニアの採用により、最高210分間の空中戦闘も可能となっている。 
 次に、斎藤はマネキンが着ている強化服の方を向いた。 
「しかし、こっちはきつかったな」 
「そうですね、なにしろ大量生産品ですからね」 
「まったく、大体ウチの権限が弱すぎるから他の所に資源をもってかれるんだ」 
「しょうがないでしょう、あまりに巨大な権限を持つとそれだけで目立ちますから」 
「そうなんだよ、そこが一番辛い所なんだよな」 
「ええ、何しろ、度重なる歴史的発明も全て、S級機密事項指定ですからね」 
「ああ、世が世なら俺達一体何回ノーベル賞もらってるんだろうな」 
「さあ?」 
「さてここで問題です」 
 急に斎藤はおどけた感じで喋り出した。 
「はあ」 
「この二式強化服は、大量生産性の確保の観点から、ニュージャパニウム合金の代わりに何を使っているでしょうかぁ?」 
「この二式強化服は最強の鋼鉄であるマルエージング鋼を網目のようにし、その上に高分子ポリマーとケプラーを配置した画期的強化服であり、至近距離から15ミリバルカンを撃たれても貫通しませんし、衝撃もほとんど伝えません。 
それでいて重さはわずか10kg!服の各部にはポケットがついており、戦闘の際には非常に便利!!」 
 始めて自分の設計で造ったものだけあって新人はすらすらと答えた。 
「素晴らしい!!さすが俺が見込んだだけはある!」 
 斎藤はやけにご満悦である。 
 見れば、足元にチューハイの缶が5本も転がっている。 
「主任、酔ってますね?」 
「しかも!今ならこの二式ヘルメットもお付けしますぅ……新人君!!」 
「はっ」 
 急に呼ばれてびくっとなる新人。 
「この二式ヘルメットの特徴は!?」 
「は!この二式ヘルメットは、陸上自衛隊普通科の総合力向上を目指して進行中である「プランB」の要である、連携・通信・指揮の簡略化、一本化を図る為に自分が無い知恵を絞って開発したヘルメットであります! 
 特徴としては、やはりマルエージング鋼を採用した極めて強固な装甲と、内部にある高分子ポリマーによる優れた衝撃吸収性、そして、自分が日本各地のメーカーを渡り歩き(経費で)遂に実現した素晴らしい装着感!!」 
 そこまで言うとビールを飲み干す。 
「また、ゴーグル部分には、赤外線暗視装置・温度感知装置・動体感知装置・戦術モニター・偏光フィルター等が標準装備されており、今まで複数の装置を使用していた手間が省かれています。 
 また、ヘルメット内部に通信機も装備されており、今まで大声や無線機を使用して行われていた隊内での意思伝達が的確に行えるようになっています。 
 ちなみに、本部と直接交信できるのは部隊長及び先任下士官のみです」 
 一気に言い終えると、新人は再びビールを飲んだ。 
「素晴らしい、実に素晴らしい!さすがは私が見こんだだけはある」 
「主任、さっきもそれ言いましたよ?」 
「そうだったか?」 
 第2研究室 
 ここ第2研究室では、回収された敵技術の研究と応用を任務としていた。 
 最近の研究課題は、機械獣の自立行動システムを応用した無人兵器の開発である。 
 どのアニメを見ても、無人兵器というと頭の悪い、数だけが頼りの兵器と思われがちだが、実際には、無人兵器は数が頼りなだけの無能な兵器ではない。 
 機械の特性を活かした運用法を行えば、極めて優れた兵器となる。 
 それは、優秀なパイロットの戦闘データや、過去の交戦データなどを集計し、それを比較対象例として与えてやるという事である。 
 そうする事によって、コンピューターは自己で判断し、学習し、成長するのである。 
 あとはこれを繰り返せば、極めて優秀な『パイロット』が量産できるわけである。 
 もちろん、それは人間のエースには及ばないが、それは仕方が無い。 
 コンピューターには、どうしても人間のファジーな部分(あいまいな部分)と言う物を表現する事が出来ないからである。 
 しかし、無人兵器には人間とは違い、短期間に大量に作れるという強みがある。 
 この利点は、人材不足にあえぐ陸自や空自には魅力的であり、結果として、このシステムの開発が進められているわけである。 
 第2研究室主任である岡崎正也は、よくテレビに出ていた某大学教授のような科学万能論者ではなく、科学の限界を認める数少ない男である。 
「主任、空自からグール戦のデータが届きましたよぉ」 
「あ、もう届いたんだ、じゃあ、早速奴に食わせちゃって」 
「はい」 
 つまり、開発中のシステムにデータを入れろと言っているのである。 
「うーん、ラーメンでも食うかな」 
「いいですね、どこにします?」 
 何枚ものチラシを取り出す部下。 
「こないだは、チャーシュー屋だったから、今日はらーめん本舗にしよう」 
「そうしましょう」 
 第3研究室 
 第3研究室は、表向きは新型弾薬の開発となっているが、実際には、『パンドラの箱』に収容されている技術、それも、兵装の技術を研究する部署である。 
 現在、急ピッチで進められているのが、レールガン・レールキャノンの研究である。 
 レールガンとは、リニアモーターカーと同じように磁力で加速したものを打ち出す兵器である。 
 第1研究室で開発されている二式強化装甲服にオプションとして搭載する予定で開発が進められている。 
 レールキャノンは、二式特別攻撃車両や90式戦車、口径増大型は護衛艦搭載型として、それぞれ開発が急がれている。 
 ここの主任は秋田健吾。 
 防衛大学を次席で卒業した後、東京大学電子工学部に2年在籍、その後、ケンブリッジ・オックスフォード・マサチューセッツ工科大学などを転転とした後、何を思ったのかフランス外人部隊へ入隊。 
 ボスニア紛争、湾岸戦争などの戦場を渡り歩き、1999年防衛庁技術研究所に主任技術官として招き入れられ時空融合に遭遇、現在に至るという、極めて特異な経歴を持つ男である。 
 ちなみに、技研には武官出身の人材が多い。 
 第1研究室主任斎藤弘之は、以前第1空挺団所属の2等陸佐であったし、第7研究室の岡村継は富士レンジャー部隊で教官を務めていた。 
 第6研究室主任の柴田和也は千葉工業大学電子工学部を卒業後、マサチューセッツ工科大学にて2年間学んだ後、当時同じゼミにいたイギリス人アリスン・オーウェルと結婚、国籍を英国に移す。 
 1984年にSASに入隊。 
 湾岸戦争を経て1996年、除隊する。除隊時の階級は少尉。 
 その際、婦人と共に日本へ渡り、日本国籍を取得する。 
 1999年、秋田健吾と共に防衛庁技術研究本部に招き入れられる。 
 他にも、一般技術官で武官出身者が多数いるが省略。 
 第4研究室 
 現在、第4研究室では、第1研究室と合同で2式レーザー戦車、及び二式EMP砲の開発を行っている。 
 EMPとは、電磁波パルスの略で、強力な電磁波を発生させ、敵機の電子機器を破壊するのがEMP兵器である。 
 これを浴びせられると、電子回路やCPU、コンデンサー、LSIなど、コンピューターを構成する主要な部品全てを焼き切ってしまう。 
 なんだ電子機器だけかと侮ってはいけない。 
 電子機器を破壊できると言う事は、つまり、通信機、レーダー、戦車、車両、各種の誘導弾、戦艦、ロボット等、およそ電子回路を内蔵する全ての兵器を無用の長物と化してしまえるのである。 
 この兵器が実用化されれば、インビットやムー、ゾーンダイクなど人類の主要な敵全てに対し、完璧な抑止力を持つ事ができるのである。 
 もっとも、高性能なだけあって、なかなか実用化できないのであるが… 
「電圧OK」 
「コイルOK」 
「コントローラOK」 
「始動準備完了」 
「よし、始動」 
 恐る恐るボタンを押す。 
 途端に電源が落ちた。 
「あー!まただ!!」 
 慌てて懐中電灯をつける。 
「おい!誰か主電源あげてこい!」 
「はい!」 
 大慌ての研究室。 
「主任は一体どこにいったんだ?」 
「確か、富士教導団ですよ」 
 富士教導団本部 
「これが例のEMP兵器ですか?」 
 薄暗い照明に照らされた装置を見ながら第4研究室主任である島田靖男が言った。 
「はい、融合時のどたばたで忘れられてたんですが、例の機械獣騒動で特偵隊の高崎一佐が急遽、陸自に正式採用させるべきだと言い出しましてね」 
「なるほど、そこで我々の出番と言うわけか」 
 そう言うと島田はサングラスをかけた。 
「直ぐに部下たちに搬出の準備をさせます。手続きのほうはお任せします」 
「はい、あ、これ詳細なのでご覧下さい」 
 そう言うと、案内役の一尉は島田に書類を渡した。 
「拝見します」 
 七式電子誘導弾発射装置 
 有効射程 
 晴天時 3km 
 雨天時 0.9km 
 濃霧発生時 0.2km 
 出力  
 1〜5まで 
 (通常は3) 
 動力源 
 発電機8基(改良の余地有り) 
 構成 
 誘導装置2基 
 発振装置1基 
 制御装置1基 
 動力装置8基 
 制御装置4基 
 運搬車両 10t輸送車2台 
 専用管制車両1台 
 人員 25名 
 資料を読みながら、島田の頭の中は激しく回転していた。 
(うーん、動力源はハイドロエンジンが2基も有ればいいとして、装置を全て1両の車両にするには………こりゃあ、有給は取り消しだな……) 
 第5研究室 
「ニュージャパニウムの購入を制限する!?」 
 研究室の中に鈴木の怒声が響く。 
 仕事をしていた研究員達が何事かと手を止めて鈴木の方を見る。 
「ですから、何度も言っていますように、量産型GMの素材を確保する為に一時的な購入制限をしていただきたいと………」 
「一時的ってどのくらい?」 
「オリジナルの修繕にもかなりの量が使用される予定なので、最低でも半年以上は……」 
「半年以上!!そんなに!?」 
「はい、これも短めに見積もってです」 
「……そうですか、分かりました。それでは」 
「はい、失礼します」 
 電話を切ると、鈴木は一瞬疲れたような顔をした。 
 しかし、直ぐに気を取りなおし部下たちに向かって叫んだ。 
「諸君!新しい課題だ!!ニュージャパニウムに代わる合金を作るぞ!」 
「急にまたなんで?」 
 研究員の一人が尋ねる。 
「いま、調達実施本部の担当官から電話があった。それによると、量産型GM生産の為に一時的な購入制限をすることになったそうだ」 
「なるほど」 
「そこでだ、今はまだ試験段階だからいいが、この先もこのような事が起こると厄介だ。このさい……」 
「新しい合金を自前で作ってしまおうと?」 
「そうだ」 
「しかし、新しい合金を作るとなると、新型複合装甲の開発は白紙に戻すしかありませんね」 
「ああ」 
「嘆いていてもしょうがない、やりますか!」 
 例によって翌日から計画はスタートした。 
 ニュージャパニウムを越える合金の開発、やはり研究者達は燃えた。 
 しかし、計画はまったく進まなかった。 
 既存の素材に強度、耐熱性、柔軟さ、全ての点でその条件をクリアできる物は存在しなかったからである。 
 それではどうすればいいか? 
 答えは簡単である。 
「創ればいい」 
 鈴木の一言で、計画は一応の方向を見出した。 
 つまり、既存の素材の分子構造をいじり、まったく新しいものを創るのである。 
 当然ながら簡単にはいかない。 
 なにしろ新しい物質を創るのである。 
 今までの応用は効かない。 
 しかし、研究者達はあきらめなかった。 
 身分を偽り専門家と協議を重ね、文献を読み漁り、ありとあらゆる研究データを調べた。 
 そして、遂に発見した。 
「データベースに該当する物が見つかったって言うのは本当か!?」 
 データ室に入るなり鈴木は研究員の一人に聞いた。 
「はい、パンドラボックスに該当データがありました」 
「パンドラボックス?」 
「第8研究室の作っている『パンドラの箱』に収容されている技術のデータベースですよ」 
「ああ、あれか。それで?」 
「はい、西暦2500年ごろの火星開発公団の研究データの一つに、我々が探している物に酷似した物質を発見しました」 
「どんなのだ?」 
「どうやら、カーボンの分子配列をいじって出来た物質らしいです。データの一部が破損しており、研究者の名前や物質名は不明ですが、分子配列図や製造法などは無事でした」 
「ふむ、それで硬度は?」 
「驚かないで下さい、11です」 
「11ぃ!!」 
 ここで補足。 
 硬度と言うのは金属や鉱物の硬さの程度を表す。 
 もっとも硬度にも色々な種類があるのだが、今回はモース硬度を参照している。
 ちなみに、現在一番硬いのはダイヤモンドで、硬度は10。 
「それだけじゃありません。こいつは3800度までの高温に耐えることができ、深海5000mの水圧にも耐えられるそうです」 
「素晴らしいな」 
「さらに………」 
「まだあるのか!?」 
「これだけの硬度があるのに柔軟性も抜群で、ちょっとやそっとのひねりではひずみも出来ませんし、腐食にも極めて強いそうです。おまけに重さは同量の鉄の半分!!」 
「まさに完璧だな」 
「ええ、ただ一つだけ問題が……」 
「なんだ?まさか自前じゃ用意できない材料があるとか?」 
 一瞬、頭の中をニュージャパニウムの悪夢がよぎる。 
「いえ、材料は普通の石炭からでも抽出できるのですが………」 
「じゃあ、技術的な面か?」 
「いえ、技術的には問題ありません。実験データもここにありますし、配列図もあります」 
「じゃあなんなんだ?」 
「その、製造するためにかかる資金が……」 
「いくらぐらいかかる?」 
「試算しかしていないのでなんとも言えませんが、プラントの建設、装置の製作、石炭購入ルートの確保などで、最低150億。その他に年間2億程度の維持費がかかります」 
「150億だってぇ!」 
 思わず絶叫してしまう鈴木。 
「いくらなんだってそれはなぁ」 
「ええ、いくなんでもね」 
「ふーむ。よし、予算の方は所長達と話し合ってくる。君等は実用化に向けて研究を進めててくれ」 
「はい」 
 防衛技術研究所5階 所長室 
「失礼します」 
 所長室に鈴木が入る。 
「どうした鈴木君?」 
 書類に目を通していた秋山憲一所長が尋ねる。 
「実は予算の件でお話が…」 
「あーだめだめ、第1独立機動中隊の装備費用でウチの予備費はパー。予備費が欲しかったら来年度まで待ちなさい」 
「やはり駄目ですか?」 
「当たり前だよ、WAPの研究にいくらかかったと思ってるの? そうじゃなくても『パンドラの箱』維持だけでもお金が掛かるんだから」 
「それはわかってはいるのですが…」 
「わかっているならいちいち言いに来ない!」 
「すいません」 
 しゅんとする鈴木。 
「もちろん、ただ手をこまねいている訳じゃないからな」 
「何か策でもあるんですか?」 
「僕は曲がりなりにもここの所長だよ?君達が安心して仕事が出来るようにありとあらゆる手を尽くしているさ」 
「さすが所長!」 
「手は尽くしてるんだが………」 
 と、所長は続ける。 
「議会や内局への根回しは不可能だった」 
「ええっ!どうしてですか?」 
「以前のように、担当官を接待漬けにして予算をふんだくる戦法は使えなくなった」 
「独立行政委員会ですか?」 
「そうだ」 
 渋い顔をして頷く所長。 
「ただでさえ用途不明金が多いウチだからな、監視がきつ過ぎてまともな裏工作ができん」 
「なるほど……って、じゃあどうするんですか!?」 
「簡単な事だ。民間に任せればいい」 
「民間に?」 
「つまりだ、二式関連の技術特許を我々が取り、製造を民間に任せるのさ」 
「おお!」 
「そうした上で、購入方式を競争入札にすれば……」 
「なるほど!機体が安く手に入る!」 
「そう!しかも、ライセンス生産だからな、我々はなんの苦労も無く資金を手に入れられるというわけだ」 
「さすがは所長!!目の付け所が違う!!」 
「ははは、任せておけ」 
「それでは早速……」 
「失礼します!」 
 鈴木を遮って秘書が入ってきた。 
「どうした?」 
「篠原重工の方が見えていますが……」 
「おお!もう来ていたのか!!それじゃあ応接室にお連れしてくれ」 
「はい」 
 失礼しますといって秘書は出ていった。 
「さすが所長!もう始めていたんですか!」 
「ああ、善は急げってね!」 
 かくして、技研は本来の予算以外に独自の資金調達ルートを手にする事となった。 
ども!森泉です! 
Gパートが完成したのでお届けします! 
いやー書き終わってから気がついたんですが、技研が悪役になりつつあるかも(汗) 
今回出てこなかった第6・7・8研究室は特に活動してませんのであえて割愛させてもらいました。 
結構続いた『パンドラの箱』ですが、次回はとうとう最終回(前編)です。  
自分でも良くこんなに続いたと少し驚いています。 
それでは☆Iパート『パンドラの箱』最終回「技研の一番長い日 前編で」お会いしましょう! 
追補
今回素材として出てきたマルエージング鋼という鋼鉄は実在します。 
現在は史上最強の鋼鉄です。(ダイヤモンドの方が固いです)
感想・質問・提案なんでも結構です、哀れな作者にメールを恵んでやってください(苦笑)
<アイングラッドの感想> 
 T・Mさん、ありがとうございました。 
 そのわりには貰ってから掲載まで時間が掛かってしまい大変に申し訳有りませんです。 
 しかも、一度貰ってからひとつリクエストしたにも関わらず早いレスポンスで貰ったと云うのに、頭下げまくりですね。 
 普通科の方の装甲服「二式強化服」をリクエストさせて戴きました。 
 何しろ最終的な敵で有る「ムー」は手ごわいですから、備えは必要です。 
 どの位厄介な相手かと云うと、邦人救出作戦Cパートを見てもらえば分かります。 
 ではでは、こちらの方も遅くなってすみませんです。 
 それでは。 
<文中略語の補足>
 GMとはガンダム簡易量産型のジムではなくてGREAT MAZINGERのイニシャルです。
2001.05/28 本文一部改訂されています。